夏休み期間中の8月11日に、「高校生・受験生のための東京工業大学オープンキャンパス2016」を開催しました。当日は連日の暑さも少し和らぎ、約15,000名が来場しました。
本年度は、メインテーマを「世界トップクラスの教育システムで学ぶ」と定め、この4月から始まった新たな教育システムの魅力を高校生・受験生に伝えることを最大の目標として、様々な企画を行いました。ここでその一部をご紹介します。
全学入試説明会・各類入試説明会
入試説明会は、本学の魅力や学べる分野、入学後のキャンパスライフなどを紹介するとともに、本学の入試制度の案内を行うことを目的としています。全学説明会を計3回、第1類から第7類の説明会をそれぞれ1回ずつ行いました。各回とも定員以上の申込みがあり、大変盛況でした。
入試相談会
全学共通と類ごとに設置されたそれぞれのブースにおいて、教員が来場者の相談を直接受けて、入学後の学修内容や入試の具体的な仕組みに関する疑問に答えました。来場者の熱心な質問に、各類の教員が親身になって答える姿が多くみられ、アンケートでも、非常に満足度が高かった企画の1つとなりました。
留学報告会
本学では、現在年間400名以上の学生が様々な留学プログラムを利用して留学しており、この企画では6名の留学経験者がそれぞれ体験談を語りました。本学では、この4月から始まった新たな教育システムの目標の1つとして、「世界トップクラスの教育システムで学ぶ」ことができる教育環境の構築を掲げており、本学が採択されているスーパーグローバル大学創成支援(SGU)プログラムなどと連動して、今後も留学プログラムを拡大していくとともに、国際的な視野を養うために在学期間中に短期間でも留学経験を積むことを積極的に推奨しています。
体験企画
各類では、模擬実験や模擬講義など様々な工夫を凝らした体験型の企画を用意して、来場者を迎えました。高校の授業では味わうことのできない、本学ならではの研究内容や研究成果を、高校生にもわかりやすく、そして科学への興味をかきたてる内容に仕上げたプログラムはいずれも好評で大勢の参加者がありました。
研究室公開
本年度は、100以上もの研究室が公開されました。教員や学生が時に実演を交えながら、最前線の研究内容をわかりやすく説明するとともに、来場者からの熱心な質問に答えていました。本企画は、来場者アンケートでも最も良かった企画としてあげられ、教員だけでなく研究室に所属する学生とも会話することができる点が満足度に大きく貢献しました。
オープンキャンパス2016を終えて
山の日の開催となった今年のオープンキャンパスには、真夏の暑さにもかかわらず多くの方が訪れ、東工大の優れた研究・教育内容を紹介するとともに、キャンパスやなかなか足を踏み入れる機会のない研究室の雰囲気を感じてもらえる大変よい機会となりました。本年度のアンケート結果をもとに、今後も一層充実したオープンキャンパスを目指していきますので、どうぞご期待ください。