東工大の新しいMOOC(ムーク)※1「Autophagy: Research Behind the 2016 Nobel Prize in Physiology or Medicine(オートファジー:2016年のノーベル生理学・医学賞の裏側の研究)」が、プラットフォームであるedX(エデックス)※2にて、2017年11月29日に世界へ向けて公開されます。
大隅良典栄誉教授、中戸川仁准教授(生命理工学院 生命理工学系)、アレクサンダーメイ特任助教(科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター)が本講義を行います。
また、制作については、オンライン教育開発室(OEDO)の教職員、15名のTA(ティーチング・アシスタント)が行っています。
この講座は、一般の方々を対象にしており、3週間で以下のテーマを扱います。
- 1週目 : オートファジーの基本的なメカニズムと役割
- 2週目 : 大隅栄誉教授のノーベル賞を受賞した研究
- 3週目 : 私たちの体におけるオートファジーの役割、ヒトの疾患とのつながり、オートファジー研究の未来
このコースの学習目標は以下の通りです。
- オートファジーの基礎を定義できる
- オートファジーが人間、植物、動物において果たす重要な役割について説明できる
- 科学における大きな進歩につながる純粋な好奇心に端を発する基礎研究の重要性について説明できる
ここで、制作の裏側を少しだけご紹介します。
OEDOはこれまでedXで4講座を公開してきましたが、全て大岡山キャンパス南3号館、西9号館にあるスタジオで収録されてきました。
しかし今回の講座制作に関しては、講座講師の利便性を考慮し、すずかけ台キャンパスB1棟に臨時スタジオを開設し、このオートファジーのコースは8月に撮影を開始しました。
OEDOは講師の多様なニーズに対応し、より多くのMOOCを制作していくことを目指しています。
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Massive Open Online Courseの略で、インターネットにつながる環境さえあれば、どこでも誰でも受講できる大規模公開オンライン講座です。
マサチューセッツ工科大学とハーバード大学によって創立されたMOOC (=Massive open online course) のプラットフォームであり、世界中の学生に、多岐な分野にわたる大学レベルの授業を無償で提供しています。東京工業大学も2014年に加盟し、TokyoTechXとしてオンライン講座を提供しています。
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