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東京工業大学4教育院合同学生フォーラムを開催

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にぎわうポスター発表

三島学長による開会挨拶

三島学長による開会挨拶

博士課程教育リーディングプログラムに採択された4教育院(環境エネルギー協創教育院、情報生命博士教育院、グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育院、グローバルリーダー教育院)が5月14日、東工大蔵前会館において初めての合同学生フォーラムを開催しました。

副題に「新たなキャリアを拓く 博士人材との出会い」を掲げ、各教育院が実施している特徴ある実践的教育プログラムの成果を披露する機会として、45名の博士学生と、産業界を始め一般参加及び本学学生・教職員総勢214名の参加者が集いました。

プログラムのハイライトである学生グループワークでは、 事前に提示された課題

2020年の東京オリンピックにあわせて来日する世界の政府首脳やメディア、企業経営者に対して、以下いずれかの課題を解決する事業を提案せよ。

(1)
地震に対する都市の安全確保
(2)
エネルギー確保と環境保全の両立
(3)
高齢者社会への対応
(4)
若年層の雇用拡大

に、4教育院ランダムにその場で結成された6グループが取り組みました。

グループワークに取り組む博士学生

グループワークに取り組む博士学生

当日結成されたばかりのグループで、作業時間は4時間半ほど、さらに「サプライズ課題」として、事前提示された投資予算規模「6年間で100億円以内」が「60億円以内」に減額される中、各グループではメンバーそれぞれの分野の専門的能力に加え、俯瞰的な視野と独創力、合意形成力をフル稼働して提案をまとめ、発表しました。

学生たちの奮闘ぶりを受けて、産業界の方2名からいただいた講評では、複雑に仕込まれた課題への対応力、他のグループの発表に質問の挙手をする学生の積極性を評価される一方で、より注目に値する提案を行うためには何が必要なのか、今後努力すべきことを鋭く指摘され、大きな刺激とともに受け止めました。続く交流会においても、企業、官公庁、大学など学外からの参加者の方々に貴重なご意見をいただき、学生、教育院関係者とも大いに励みになりました。

なお、4教育院のプログラムの紹介、学生の専門分野のポスター発表も行いました。オブリゲーションタイムには、ポスターの前で自身の研究を解説する学生と質問する参加者との熱のこもったやりとりが、ギャラリーのあちこちで展開されました。

注目の事業計画発表

注目の事業計画発表

アンケートにご協力いただいた方の半数から、「博士課程学生の印象は、今までと違う印象だった」、「(自分の企業に)採用したい・採用してもいいと思える学生がいた」との回答がありました。専門を超えた幅広い視野、積極性、生き生きと議論する姿に高評価が集まり、各教育院の育成の成果が着実に出てきていると考えられます。また、「学生も意見を積み上げて合意形成できる素養が培われつつあり、その将来に多くの可能性を見ることが出来る」「このような産官学連携のプログラムにより優秀な人財を輩出することは、これからの日本の将来を考えたときに、非常に大切なこと」「今後の学習の中で、学生各位が視点を拡げ、また課題に対する考え方を自らBrush-upすることを期待」といった激励のお言葉もいただきました。

今回の成果をふまえ、4教育院では広く産官学にわたりグローバルに活躍できる優秀な博士人材の輩出へ向けて、一層の努力を重ねてまいります。

丸山理事、4教育院長と参加者集合丸山理事、4教育院長と参加者集合


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