9月26日、大岡山キャンパス東工大蔵前会館にて、平成30年度9月東京工業大学入学式が執り行われました。式には新入生約330名(新入生数466名(修士課程287名、博士後期課程167名、専門職学位課程10名、学士課程2名))と、そのご家族約40名の合計約370名が出席しました。
益一哉学長は式辞の中で、本学の伝統であるものつくりにふれながら、異なる背景を受け入れる多様性に満ちた学修環境を享受し、他人との共存を通じて個々の成長につなげてほしいと期待を表しました。また、「2030年に向けた東京工業大学のステートメント(Tokyo Tech 2030)」に込めた強い意志を持って東工大を築いていくよう、新入生にメッセージを送りました。
役員や学院長など、列席する大学関係者や来賓の紹介の後、和田雄二物質理工学院長が各学院を代表してお祝いの言葉を述べ、科学技術の力で喫緊の世界の課題に立ち向かうよう激励しました。
続いて、本学同窓会「一般社団法人蔵前工業会」の井戸業務執行理事(昭和48年理学部数学科卒)より来賓祝辞をいただきました。専門性と教養知識のバランスをとりながら、世界の産業の動向に目を向けることを奨励しました。
式典の最後には、新入生総代として情報理工学院 情報工学系の博士後期課程に入学したプトラ・ジャン・ウィラ・ゴタマさんが答辞を述べました。式典の開催と歓迎の言葉へ感謝の気持ちを述べた後、他者への共感と深い人間性を育み、技術革新によって持続可能な社会の実現に寄与することを表明しました。