5月11日~12日の2日間、東工大すずかけ台キャンパスにおいて「すずかけサイエンスデイ2019」を開催しました。両日とも好天に恵まれ、過去最多の3,979人の来場者を迎えました。
すずかけ台キャンパスで毎年開かれ、昨年で40回を数えた「すずかけ祭」の名称を、今年から「すずかけサイエンスデイ」に変更して初めての開催です。例年同様、オープンキャンパスも同時に開催し、大学院全学説明会と学院・系の個別説明会を行いました。すずかけサイエンスデイでは、来場者が各種イベントや本学の各研究室で行われている最先端の研究紹介などを通じて、科学の面白さと楽しさを実感していました。また、科学技術への理解と、本学で行われている研究や本学への進学について、より興味を持っていただく機会になりました。
研究室公開には、先端材料、エネルギー、建築、メカトロニクス、バイオ・医療、情報サイエンスなどの多岐にわたる分野から50以上の研究室が参加しました。教員と学生が日々研さんを重ねている研究内容について、来場者へわかりやすく丁寧に説明し、中・高生からの鋭い質問にも真摯に答えていました。開催後のアンケートでは、「学生の説明が丁寧で特に素晴らしかったです」「各研究室で行っている最先端の研究の一部分を理解することができました」といった意見をあらゆる年代の方々から多数いただきました。
子どもたちに理科や科学に興味を持ってもらうため、東工大の同窓会組織である一般社団法人蔵前工業会の有志による児童向け体験型理科教室「くらりか」、学生サークル「東工大ScienceTechno(サイエンステクノ)」による「偏光万華鏡」などの工作教室、学生サークル「東工大BCS(バイオ・クリエイティブ・スタッフ)」による「レモンスタンプを作ろう!」「色素分離の実験をしてみよう!」という科学実験教室も開催されました。大勢の親子連れが教室を訪れ、実験の結果に歓声を上げていました。
音楽サークル「プラタナスの会」や「東工大管弦楽団」によるコンサート、ジャグリングサークル「ジャグてっく」によるパフォーマンスや各模擬店にも多くの来場者が訪れ盛況でした。
人気企画の1つ、女子美術大学(以下、女子美)の学生との恒例の連携企画「女子美ピクニック♪」では、昨年と同じように「ギャラリートーク」と「ボディシールアート」を行いました。「ギャラリートーク」では、J2・J3棟3階の「ペリパトス・オープンギャラリー」に展示されている絵画について、作者本人が作品の見どころを解説しました。また「ボディシールアート」は常時順番待ちが出る人気ぶりで、女子美の学生から手や顔にシールアートを描いてもらった来場者が、楽しげに構内の企画を見ている姿が多く見られました。
初めての「すずかけサイエンスデイ」に来場いただいた多くの方々に感謝いたします。
今後も本学で行われている最先端の教育・研究を分かりやすくお伝えし、本学に親しみを感じていただけるよう、教職員一同、「すずかけサイエンスデイ」のより一層の充実に努めますので、ぜひ来年もお出かけください。
お問い合わせ先
すずかけ台地区事務部 総務課総務グループ
Tel : 045-924-5904