すずかけ台キャンパスにある附属図書館すずかけ台分館(以下、すずかけ台図書館)1階の全面改修が完了し、7月4日にリニューアルオープンしました。2階にあったペリパトス文庫を1階の入館ゲートから入ってすぐの場所に移動し、カーペットを敷いて新たに椅子や机を用意しました。カウンタースペースを縮小し、ゆとりのあるくつろげる空間に生まれ変わっています。
また、より多くの方に広く読書に親しんでいただくため、 7月4日よりすずかけ台図書館内にあるペリパトス文庫の運用が変わりました。蔵書検索(OPAC) から検索できるようになりました。貸出中の場合、返却予定日や予約人数も表示されます。学外の方は直接すずかけ台図書館に来館してご利用ください。図書館利用証をお持ちの場合、2冊2週間借りることができます。
ペリパトス文庫とは
ペリパトス文庫は2007年3月、理工学系以外の分野について知識や教養を深め、研究・学習活動の合間に憩える空間のひとつとして、すずかけ台図書館内にオープンしました。小説、新書、ガイドブック等の新刊書を中心とした図書5,100冊余りを備えており、本年度もすずかけ台5部局から拠出された経費をもとに、新しい図書を購入しています。
ペリパトス文庫の名前の由来
「ペリパトス文庫」という名前は、すずかけ台キャンパスの将来計画の名称「ペリパトスの研杜(けんと)21」からとって名づけられました。「ペリパトス」Peripatos (英語では "Peripatetic" ) とは、ギリシア語で散策路,遊歩道を意味しています。
アリストテレスが開いた学園には、散策路(ペリパトス)が張り巡らされ、そこを歩き回りながら講義したというアリストテレスの弟子たちは「ペリパトス学派」と呼ばれました。日本では、これを逍遥(しょうよう)学派と訳すこともあります。すずかけ台キャンパスは、開設50年を迎える2025年までの道筋を示すキャンパス計画の名称を、『すずかけ「ペリパトスの研杜21」将来計画』としています。
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