東京工業大学の益一哉学長が2月3日、本学と全学協定を締結している韓国科学技術院(以下KAIST)の創立50周年式典行事である「KAIST サミット」にオンラインで参加し、基調講演を行いました。サミットは「グローバルクライシスにおける大学の役割と責任」をテーマに、世界の4大学の学長が講演とパネルディスカッションを行い、意見を交わしました。
基調講演で益学長は、「東京工業大学未来社会DESIGN機構(以下DLab)の描く未来」をテーマに、社会と対話を進める接点(インターフェース)として設立されたDLabの背景や具体的な取り組みについて紹介し、より良い未来に向けて「社会との対話」をこれからも様々な形で実現していく、と述べました。
益学長の他に、米国マサチューセッツ工科大学のラファエル・リーフ(L.Rafael Reif)学長と米国ノースウェスタン大学のモートン・シャピロ(Morton Schapiro)学長がオンラインで参加し、KAISTのサンチュル・シン(Sung-Chul Shin)学長とともにそれぞれ基調講演を行いました。
基調講演の後に行われたパネルディスカッションでは、情報格差、AIに伴う課題、よりよい社会を目指す企業活動(ソーシャルアントレプレナーシップ)への大学としての関わり方などのテーマについて各学長間で活発に意見交換が行われました。 約270名がオンライン参加し、KAISTの学生や教員、卒業生からの様々な質問に各学長が答えるセッションもありました。
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- 韓国科学技術院(KAIST)