東京工業大学は学士課程と大学院課程合同の2021年度(令和3年度)入学式を4月5日、大岡山キャンパス東工大蔵前会館で行いました。
新型コロナウイルス感染症の拡大状況を踏まえ、感染予防対策の観点からやむを得ず規模を縮小し、学士課程と大学院課程の新入生の代表だけが出席しました。式典の模様は出席がかなわない新入生とご家族向けにYouTube本学公式チャンネルでライブ配信しました。2020年は、4月に予定していた2020年度入学式を新型コロナウイルス感染症の影響で中止し、2020年9月30日に、4月と9月の入学生全員を対象に規模を縮小して実施しました。
入学式には、学士課程及び大学院課程の新入生各学院代表ら21名と、益一哉学長、理事・副学長、監事、来賓計10名が出席しました。
2021年度の4月入学者数は学士課程(編入含む)1,151名(うち留学生57名)、大学院課程1,900名(修士課程1,618名(うち留学生169名)、専門職学位課程35名(うち留学生3名)、博士後期課程247名(うち留学生59名))の計3,051名(うち留学生288名)です。
益一哉学長は学長式辞で、コロナ禍の困難な状況の中、入学や進学を果たした新入生とご家族に対してお祝いの言葉を述べました。東工大の前身である東京工業学校、東京高等工業学校の校長を歴任し、25年余にわたり日本の工業教育の進展に多大な貢献を果たした手島精一を紹介し、手島から受け継がれてきた精神である「多様性を認め、お互いを受け入れ、支え合う」ことが、これまで以上に重要となると述べました。益学長は「どんな課題にも果敢に挑戦してほしい」と新入生を励ましました。
続いて、本学同窓会である一般社団法人蔵前工業会の井戸清人理事長(1973年理学部数学科卒)と富士通株式会社の時田隆仁代表取締役社長(1988年工学部金属工学科卒)が来賓の祝辞を述べました。
その後、学士課程新入生総代、工学院の安福拓未さんと大学院課程新入生総代、環境・社会理工学院 土木・環境工学系の芦澤那南さん(修士課程)が答辞を述べ、これから始まる東工大の勉学への抱負を語りました。
新入生のみなさん、ようこそ東工大へ。ご入学おめでとうございます。
なお、益学長の式辞は下記のページからご覧いただけます。