東京工業大学リベラルアーツ研究教育院で、学生と教職員が昼休みに気軽に英語で語りあう英会話イベント「イングリッシュ・カフェ(English Café)」がオンラインで再開しました。5月20日の初回は学生9名(日本人学生4名 留学生5名)と教職員が参加しました。
新型コロナウイルス感染症が流行する以前は、参加者が昼休みに集まり、ご飯を食べながら、カジュアルな雰囲気で英会話を楽しんでいました。感染症の拡大防止のため、1年以上開催を見合わせていましたが、Zoomを使用したオンラインでの再開が実現しました。
リベラルアーツ研究教育院のヒュー・デフェランティ(Hugh de Ferranti)教授と安納真理子准教授がホストとして進行役を担当し、学生支援センター未来人材育成部門のスタッフがサポートして、隔週水・木曜日の昼休みに開催します。参加希望者は事前に登録すれば、開催日に自由に参加ができるという仕組みで、今回は26名(日本人学生14名 留学生12名)の学生からの事前登録がありました。
再開初日は、担当のデフェランティ教授のユーモアあふれる挨拶のあと、参加者が3人ごとにブレイクアウトルームに分かれ、20分×2セッションのグループトークを楽しみました。
オンラインの特性を生かし、以前は参加が難しかったすずかけ台キャンパス所属の学生の参加が多く見られました。また、思い思いの場所から参加することができ、幅広い学年の学生が参加登録をしています。
今後も、英会話の練習だけでなく、東工大生の交流の場としても活用されることでしょう。
参加者の声
- なかなか英語を話す機会がない中で、イングリッシュ・カフェという場を提供していただいて大変有意義に感じています。今まで避けていた英会話を、外国人の先生を中心に楽しみながら学べているので、学生にはぜひお勧めしたいと思います。
- TOEICのスピーキング・ライティング試験を準備しているため、英語を実際に練習することができ、とても役に立ちました。
- さまざまの国から来た人たちと話すことができ楽しかったです。時間は限られていますが、貴重な機会となりました。普段は英語でレポートを提出したり議論しますが、それほど真面目になったり、ストレスを感じる必要はありません。反対に、日常生活のおしゃべりを楽しめます。私にとっては居心地がよく、英語を話す力を向上させるためにも、また参加したくなりました。習うより慣れよ、と言いますが、いくら練習しても完璧にはなりません。しかし、少なくとも、練習すれば上達しますよ。(原文は英語)
担当教員のコメント(原文は英語)
ヒュー・デフェランティ教授
新型コロナウイルスのパンデミックで1年ほど中断しましたが、新しい方法でイングリッシュ・カフェが再開できるようになりました。以前のハブ・スペースで何年も続けてきた昼休みの楽しい集まりを懐かしく思う学生もきっといることでしょう。英語での会話が進むように、教室にはない打ち解けた雰囲気を維持していきます(唯一のルールは「イングリッシュ・オンリー」です)。オンラインに切り替えたことで思わぬ効果もあります。すずかけ台キャンパスの学生も参加できるようになったのです。学生たちがリラックスして互いに顔を見合わせながら交流している様子は楽しいものです。授業では、カメラをオフにする習慣が身についたようですからね。
安納真理子准教授
ランチを持ち寄って楽しみましょう。新しい友達と出会い、英語を試してみませんか。
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