東京工業大学 情報理工学院 情報工学系の小野峻佑准教授が、第34回安藤博記念学術奨励賞を受賞しました。授賞式は6月26日、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)で行われました。
一般財団法人安藤研究所によると、安藤博記念学術奨励賞は、多極真空管の発明など初期のエレクトロニクスの先駆者である発明家、安藤博(1902~1975)の功績を記念し、エレクトロニクス分野の有能な若手研究者に贈られます。対象は「大学の若手研究者(原則として35歳未満、大学院生を含む)等でエレクトロニクスおよびこれに関連する科学技術の研究分野において独創的・萌芽的な研究を行っている者」とされています。
受賞テーマ
非凸最適化に基づく画像逆解析技術の先駆的研究
小野峻佑准教授のコメント
このたびは、栄誉ある安藤博記念学術奨励賞をいただき大変光栄に存じます。日頃から自分の研究生活を支えてくださっている同僚、小野研の学生、共同研究者の方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
本受賞につながった研究テーマは、最先端の数理最適化技術を応用することで、ノイズ・欠損を伴うデータから所望の画像情報を高精度に推定する解析技術の確立を目指すものであり、現在も発展途中の壮大な課題です。
本受賞を励みに、情報科学・工学の発展に微力ながらも貢献できるよう今後も研究活動に邁進していく所存です。
- 安藤博記念学術奨励賞 表彰事業について|安藤研究所
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- 研究者詳細情報(STAR Search) - 小野峻佑 Shunsuke Ono
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