9月16日~17日、Uppsala University Ångström Laboratory(ウプサラ大学:1477年創立、北欧最古の大学。THE世界大学ランキング98位。ヨーロッパ最高の大学の一つ。材料研究のÅngström研究所、生命科学のウプサラ生物医学センターなどを擁する。)において、東工大とのジョイントシンポジウムが開催されました。
本シンポジウムは、東工大が世界に貢献できる理工系人材育成と革新的科学技術創出を担う「世界最高の理工系総合大学」を目指して教育・研究の国際化を推進する取組の一環として、スウェーデンのウプサラ大学へ著名な研究者を派遣してセッションを行い、相互の研究交流を図るとともに、今後の教育や研究における相互協力を推進するものです。 東工大、ウプサラ大学、日本学術振興会ストックホルム研究連絡センター主催で開催され、また、在スウェーデン日本大使館の後援もいただきました。東工大が特定の分野ではなく、様々な研究分野において全学を挙げて海外で実施する初のシンポジウムになりました。
プログラムは9月16日の Opening Session から始まり、ウプサラ大学のEva Akesson学長、東工大の三島学長及び阿久津日本学術振興会ストックホルム研究連絡センター所長の挨拶をいただきました。双方の大学間交流の展望が語られ、また激励の言葉をいただき、各プログラムへの期待が大きく膨らみました。
その後、 Electronics & Materials Science Physics/Nuclear Science & Technology, Life Science and Biotechnology の3つのセッションが行われ、それぞれのセッションでは本学からはフロンティア研究機構 細野教授、大隅栄誉教授らが、ウプサラ大学からも各分野で著名な研究者の講演が行われました。
初日の夜は、日本学術振興会ストックホルム研究連絡センター主催、日本大使館後援でウプサラ大学出身の植物学者リンネ博士由来のボタニカルガーデンにおいてレセプションディナーが和気藹々とした雰囲気の中で行われ、一層の交流に貢献しました。
翌日9月17日は、初日の講演を踏まえ、New Materials, Energy, Life Scienceの3つの分野ごとに分科会に分かれ、それぞれの研究者間で活発な意見交換が行われました。その後、Global Energy and Future Blue Sky Possibilities, Renewable Energy, Academic - Industrial Collaboration の3つのセッションがあり、研究活動から産学連携、資金の獲得など幅広い分野での意見交換が行われました。
2日間に渡り開催された各セッションには、ウプサラ大学の研究者、学生や本学からスウェーデンへ留学中の学生も参加し、著名研究者の話を直接聞く機会にもなりました。
Closing Session においては、研究者レベルのMOU(Memorandum of Understanding)の締結や将来の全学研究交流協定に向けた東工大とウプサラ大学LOI(Letter of Intent)の締結が行われました。2015年度にはシンポジウムを東工大で開催することや、より一層の協力関係の推進についてそれぞれ期待が述べられ、暖かな雰囲気の中で閉会となりました。
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