東京工業大学は9月28日、大岡山キャンパス70周年記念講堂にて、令和4(2022)年度9月入学式を執り行いました。
2021年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策の観点から、出席者数が収容定員の2分の1以下となるよう、学士・修士課程は11時から、博士後期課程は14時からの2回に分けて行いました。新入生約150名、および学長、理事・副学長、監事、部局長、来賓が出席しました。また、ご家族の方にもご覧いただけるよう、式典の模様をYouTube本学公式チャンネルにてライブ配信しました。
新入生の総数は421名(学士課程4名、修士課程252名、専門職学位課程5名、博士後期課程160名)です。学士課程の新入生は4名です。修士課程の新入生は日本と26ヵ国・地域から入学し、中国111名、日本88名、インドネシア7名の順です。博士後期課程は日本と22ヵ国・地域から入学し、中国70名、日本36名、インドネシア13名の順です。
東工大が掲げる多様性を反映し、多彩なルーツを持つ新入生が「Team東工大」のメンバーに加わりました。入学式の式辞やあいさつはすべて英語で行われました。
益一哉学長は式辞として「まずは確固たる知識基盤を構築することで、そこから積極的に自分の道を作り始めることができます。東工大は皆さんの変化するニーズを満たすため、学習環境と研究環境を整え続けています。」と述べました。続けて、日本の航空工学の発展に貢献した、和田小六元学長の功績を例に挙げて、「適応し、革新し、より良い未来を創造する事こそ東工大の核であり、この激動の時代に、皆さんにもこのことを忘れないでほしい」と、新入生に呼びかけました。
役員や学院長、来賓の紹介の後、部局長を代表して、学士・修士課程では梶原将生命理工学院長が、博士後期課程では髙田潤一環境・社会理工学院長がお祝いの言葉を贈りました。
次に本学同窓会の「一般社団法人蔵前工業会」を代表して、遠藤信博業務執行理事(1981年大学院理工学研究科修了)が祝辞を述べました。
最後に、新入生総代として、工学院 機械系 修士課程の上原辰徳さん、情報理工学院 情報工学系 博士後期課程のハンチゥハンさんが答辞を述べました。
上原さんは、東工大の優れた研究環境の中で、広く知識を習得し、研究を行い、学べることを大変光栄に思うと話しました。
ハンさんは、東工大というすばらしい環境の中で、知識を徹底的に探求し続け、有意義な時間を過ごしたいと話しました。
新入生のみなさん、ようこそ東工大へ。ご入学おめでとうございます。
なお、益学長が述べた式辞は下記のページからご覧いただけます。