東京工業大学は、8部局において各1人、女性限定で教授または准教授の教員公募を行います。公募の詳細は教員公募ページをご覧ください。
男女雇用機会均等法第8条に基づくポジティブ・アクションとして、女性教員の割合が低い本学の現状を積極的に改善するための措置となります。採用ポストを新たに設置する全学規模の取り組みは、2022年度から開始し、今回2回目の実施です。
学長メッセージ
一人一人が活躍できる社会を目指して
学長 益一哉
社会情勢や産業構造の変化が著しい昨今、本学が使命として担ってきた科学技術の発展や新産業の創出には、多様な経験・知識・アイディアの相互作用による発想がますます重要になってきます。 本学では、価値観もバックグラウンドも異なる一人一人が創造性を生かして活躍することが、イノベーションにつながると考え、ダイバーシティ&インクルージョンを推し進めています。
その一環として、2022年度から全学規模での女性限定の教員公募を実施していますが、女性教員の割合はいまだ12.2%という状況にあり、継続した取り組みが必要であるため、今年度も公募を実施いたします。この取り組みは、アンバランスな女性教員の少なさを是正するだけではなく、学生・教職員・研究者全体で多様性を互いに認め合う環境を整え、諸問題の解決に一緒に取り組む機運が高まることを目指します。 採用者には、今後の東京工業大学を担い、領域・分野にとらわれずに異分野を横断した研究・教育で活躍することに加え、大学ガバナンスに参画いただき多様な人材の活躍などダイバーシティ&インクルージョンについてともに議論を深めていくことを期待します。
多様性を尊重する人が集まり、新たな発想が生まれる場としての大学が、社会に人材・科学技術の成果・意識の変化をもたらすことができると信じて、今後もダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでまいります。 全国・世界の優秀な研究者の皆様の積極的なご応募をお待ちしています。