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学生が創る春の交流イベント「若葉祭2023」をTaki Plazaで開催

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4月11日~14日の4日間、東京工業大学大岡山キャンパスの国際交流施設Hisao & Hiroko Taki Plaza(ヒサオ・アンド・ヒロコ・タキ・プラザ、以下Taki Plaza)において学生交流イベント「若葉祭」が開催されました。本イベントは、Taki Plazaの運用を考える学生委員会Taki Plaza Gardener(タキプラザ・ガーデナー、以下TPG)が、学生サークルや学生団体と協力して創り上げる学生主体のイベントであり、東工大の春の恒例行事となっています。3回目の開催となる今回は新型コロナウィルス感染症に関する規制も緩和され、多くの学生が交流を楽しみました。

本イベントは本学の同窓会組織 一般社団法人蔵前工業会の後援を受けています。

花をイメージして飾り付けられたTaki Plaza内

花をイメージして飾り付けられたTaki Plaza内

テーマは"Fresh Blossoms"(フレッシュ・ブロッサムス)

Taki Plazaは「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」というコンセプトのもと、日本人学生と留学生が共に交流できる施設を目指しています。Taki Plazaを拠点として人々の交流が生まれることを願い、東工大で花開いていく全ての人を応援したいという気持ちを込め、TPGは今回のイベントテーマを"Fresh Blossoms"としました。

1日目と3日目:課外活動団体の新入生歓迎イベント

約70ものサークルや学生団体が参加し、多くの来場者が行き交う会場は活気づきました。

サークルのブースで説明を聞く来場者

サークルのブースで説明を聞く来場者

各階に設置されたサークルブースでは、サークルを探す学生に向け、各団体が説明を行いました。学士課程1年の新入生だけでなく、2年目以降の学生や留学生の参加もみられました。

地下2階のイベントスペースとワークショップエリアでは、各サークルがトークイベントやステージ発表を行いました。来場者はダンスや演奏を楽しみ、説明に耳を傾けました。

アカペラサークルあじわいによる合唱の披露

アカペラサークルあじわいによる合唱の披露

地下2階のキッチンスペースとギャラリーでは作品展が行われました。写真や模型など、普段の活動の成果が並び、多くの来場者が足を止めて作品に魅了されていました。

作品を鑑賞する来場者

作品を鑑賞する来場者

地下1階のグローバルラウンジでは、1日目に国際開発サークルIDAがバティック染め体験を、3日目にSAGE(東京工業大学国際交流学生会)がゲームを通じた交流イベント"Game of the world"を開催しました。日本人だけでなく、多くの留学生が参加し、異文化交流を楽しみました。

2階では、東京工業大学折り紙同好会FITが「東工大の校章を折ってみよう!」を、東京工業大学デジタル創作同好会traPが「イラスト/サウンド体験会」を企画し、来場者はワークショップを通じて創作活動に取り組んでいました。

ゲームを通して交流を深める来場者

ゲームを通して交流を深める来場者

東工大Science Technoによる「サイテク工作体験会」

東工大Science Technoによる「サイテク工作体験会」

2日目:滝久雄・裕子夫妻と、Taki Plazaのこれまでとこれからを語る

Taki Plaza 2周年記念イベントとして、本学の卒業生で株式会社ぐるなび 取締役会長・創業者の滝久雄・裕子夫妻を招き、トークイベントが開催されました。Taki Plazaを拠点に活動する4つの学生団体(TPG・Attic Lab・学修コンシェルジュJr.・ピアサポーター)とともに、Taki Plazaが学生のための国際交流拠点として誕生してからどのような活動が行われてきたのかについて語りました。

滝夫妻(前列)と各団体の代表

滝夫妻(前列)と各団体の代表

司会は岡村哲至学生支援センター長と、TPG前リーダーで学修コンシェルジュJr.の一員である、環境・社会理工学院 融合理工学系の柳瀬梨紗子さん(学士課程4年)が務めました。

司会の柳瀬さん

司会の柳瀬さん

益一哉学長が本イベントの概要を説明し「学生の皆さんとともにTaki Plazaの2周年を迎えられたことを喜ばしく感じている」と述べ、会はスタートしました。

学生支援センターの山田恵美子マネジメント准教授による各学生団体の概要説明の後、Taki Plazaで活動する4団体の代表が、これまでの活動について紹介しました。

TPGリーダー 小山浩明さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程3年)

Taki Plazaの外階段で開催した音楽フェス「Taki Fes」やボードゲームを通じて国際交流をする「Taki Plaza Bar」といったさまざまなイベントの企画・運営だけでなく、学生掲示板の管理や利用者アンケートの実施など、多岐にわたる活動について紹介しました。

活動内容を丁寧に紹介するTPGリーダーの小山さん

活動内容を丁寧に紹介するTPGリーダーの小山さん

Attic Labリーダー 石川新さん(環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程4年)

「東工大生の主体的な活動を応援する学生団体」としての活動を紹介しました。自身の研究を題材に交流を楽しむ「研究LT会」などのオリジナルイベントから、一橋大学とのコラボイベントであるビジネスコンテスト「THIS」など、さまざまな活動を説明しました。

快活に説明するAttic Labリーダーの石川さん

快活に説明するAttic Labリーダーの石川さん

学修コンシェルジュJr.ガイダンス班 中山真吾さん(環境・社会理工学院 土木・環境工学系 修士課程1年)

同じ東工大生の立場から主体的に学修支援を提供する活動について紹介しました。毎年4月に開催する「学修コンシェルジュによる学士課程ガイダンス」や、コロナ禍で十分な交流ができない中でつながりを創出した「ユニット同窓会」などの活動について説明しました。

来場者に分かりやすく説明する学修コンシェルジュJr.の中山さん

来場者に分かりやすく説明する学修コンシェルジュJr.の中山さん

ピアサポーター代表 小川康輔さん(工学院 機械系 学士課程4年)

個別相談対応の実績や、新入生相談会の内容、学生の匿名のつぶやきに対して「おへんじ」を書いて掲載する「ピアちゃんのリプライ箱」活動など、さまざまな取り組みを紹介しました。

学生の立場で学生をサポートする取り組みについて紹介するピアサポーター代表の小川さん

学生の立場で学生をサポートする取り組みについて紹介するピアサポーター代表の小川さん

続いて、学生支援センター 未来人材育成部門の伊東幸子部門長が「Taki Plazaから世界へTaki Plazaから未来へ」をテーマに講話しました。カリフォルニア工科大学(米国)の事例と絡め「Taki Plazaの役割は、多様で豊かな東工大コミュニティの創出の場である」と述べました。

次にトークセッションとして、滝夫妻と参加学生が意見交換を行いました。「Taki Plazaができてから2年経ち、足りないと思うものはありますか」という学生からの問いに対し、滝会長は「海外の学生と遠慮せず積極的に議論する場を作ってほしい」と述べました。学生からのさまざまな質問に、滝夫妻は丁寧に答えました。

閉会のあいさつとして井村順一理事・副学長(教育担当)が「失敗を恐れず、このTaki Plazaでさまざまなことに挑戦してほしい。たとえ失敗したとしても、謝る時は私が対応します」と述べ、笑いを誘う和やかな雰囲気で締めくくりました。

4日目:TPGの学生交流企画

最終日はTaki Plaza内の各階でTPGが学生交流の企画を実施しました。授業後の遅い時間にもかかわらず多くの来場者が企画を楽しみました。

地下2階では「TPGからの挑戦状」「Taki’s Kitchen」「パーティーゲーム大会」を行いました。
「TPGからの挑戦状」は、TPGのメンバーが考えた“謎”を解く脱出ゲームです。参加者はチームを結成して脱出に挑戦しました。
「Taki‘s Kitchen」では、クレープの盛り付け体験を行いました。参加者は自分の好きな材料を選んでトッピングし、食事を楽しみました。
「パーティーゲーム大会」では任天堂のゲーム“大乱闘スマッシュブラザーズ”の大会を行いました。ゲーム画面を壁面に大きく投影し、トーナメント形式で対戦しました。大会の参加者に加え観客も集まり、大いに盛り上がりました。

謎解きを楽しむ「TPGからの挑戦状」参加者

謎解きを楽しむ「TPGからの挑戦状」参加者

「Taki’s kitchen」でクレープ体験

「Taki’s kitchen」でクレープ体験

「パーティーゲーム大会」で対戦を見守る観客

「パーティーゲーム大会」で対戦を見守る観客

地下1階では「ボードゲームカフェ」と「キムワイプ卓球」を行いました。ボードゲームカフェではTPGが厳選したボードゲームを用意し、ゲームをプレイしながら参加者同士交流を楽しみました。
「キムワイプ卓球」は理工系の実験で定番の紙ワイパー“キムワイプ”の箱を使った卓球です。留学生も参加し、非言語交流を楽しみました。

ボードゲームで遊ぶ参加者

ボードゲームで遊ぶ参加者

「キムワイプ卓球」をプレイする参加者

「キムワイプ卓球」をプレイする参加者

2階で行った「タキスケッチ」では、TPGがTaki Plazaを案内し、参加者がスケッチを描きました。留学生も参加し、絵を描きながらの交流が生まれました。

地下2階のギャラリーでは「TPG Archive」と題してTPGが過去にTaki Plazaで開催してきたイベントの紹介を行いました。イベントの題名と説明を日英両言語で掲示し交流イベントの歴史を振り返るとともに、国際交流施設としてのTaki Plazaを来場者に発信しました。

館内のスケッチをする参加者

館内のスケッチをする参加者

過去のイベントポスターが並んだTPG Archive

過去のイベントポスターが並んだTPG Archive

TPGリーダー 小山浩明さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程3年)のコメント

2023年も無事若葉祭を開催できたことを大変うれしく思います。
新型コロナウィルスによる規制が大幅に緩和され、これまで開催が難しかった企画もついに開催でき、新入生をはじめ多くの学生に楽しんでもらえました。特にイベントを通して新入生や留学生が交流を深める場面を多く目にし、Taki Plazaのブランドコンセプトである「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」を実現することができたと感じます。TPGでは今後もTaki Plazaでの学生交流・異文化交流を促進するイベントを考案し、運営します。
また、私自身これからの研究生活においてさまざまな人と関わり輪を広げていくことは非常に大切だと考えており、本イベントを通して新たな交流を生むことの大切さを再認識しました。この考えを忘れずに学業をはじめさまざまな活動をしていきたいです。

東工大基金

このイベントは東工大基金によりサポートされています。

東工大への寄附 > 東京工業大学基金

お問い合わせ先

学務部 学生支援課 支援企画グループ

E-mail : gak.sie@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3011


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