4月10日、イタリア共和国のジャンルイジ・ベネデッティ駐日大使およびトリノ工科大学ジャパンハブ・ディレクターのミケーレ・ボニーノ教授一行が東京工業大学を訪れました。ベネデッティ大使は2022年4月以来、トリノ工科大学一行は2023年7月以来の本学来訪です。
東工大からは、益一哉学長、林宣宏副学長(国際連携担当)、大嶋洋一副学長(産学官連携担当)、伊藤紀子理事・副学長特別補佐(企画担当)が一行を出迎えて懇談を行いました。
2023年に日本とイタリアの関係は戦略的パートナーシップに格上げされ、経済、安全保障などあらゆる面で協力を強化しており、科学技術分野でもより緊密な協力をすることで両国は一致しています。これを踏まえベネデッティ大使から、2024年は日伊間でさまざまな研究プロジェクトを進めていく予定との話がありました。
また、トリノ工科大学と本学は部局間協定を2件締結しており、特にロボティクス分野での共同研究を活発に行ってきました。同大学は、2023年7月にイタリアの大学として初めて日本の拠点となる「トリノ工科大学ジャパンハブ」を京都に設立し、日本の大学や企業とのパートナーシップを構築しています。本学も設立記念式典への参加やワークショップの開催など、トリノ工科大学およびトリノ工科大学ジャパンハブと協力して活動してきました。今後も、共同研究や学生交流だけでなく、両国内の企業ともネットワーク構築等で協力していくことを確認しました。
懇談後は、トリノ工科大学が希望している建築学分野での交流を目指し、環境・社会理工学院 建築学系の奥山信一教授、村田涼准教授とトリノ工科大学のボニーノ教授らが、お互いの教育研究について情報を交換しました。続いて、ロボティクス分野で共同研究を継続している工学院 機械系の武田行生教授と意見交換を行い、短期学生交流プログラムの実施および博士後期課程学生の共同指導を実施するべく準備を進めることで一致しました。
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