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図書館サポーター活動報告

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東工大には、大岡山キャンパスの附属図書館とすずかけ台キャンパスの附属図書館すずかけ台分館の2つの図書館があります。附属図書館は、本学の学生・教職員の学習・研究を支えるため、理工学系分野を中心とした資料を所蔵しています。蔵書数は全体で約80万冊です。また文部科学省から外国雑誌センター館の指定を受けており、理工学系分野の外国雑誌については国内で有数のコレクションを誇ります。一般の方もご自分の調査・研究の資料収集にご利用いただけます。

この附属図書館の運営の一部は、図書館サポーターにより支えられています。図書館サポーターとは、カウンター対応・本棚の整理・資料の整備など、図書館の様々な仕事を補助している東工大生です。
今回は、図書館サポーターのうち、学部2年 大石 賢太郎さんと、修士2年 河本 弘和さんの活動報告を紹介します。

私は図書館サポーターとして今年の6月から仕事をさせていただいています。何かアルバイトをしたいと思い学内でできるものを探していたことと、部活の先輩が働いていると知ったことをきっかけに始めました。

ひとくちに図書館サポーターといっても、業務内容は多彩で、仕事をしてみてから初めて知った図書館のことも多くあります。例えば、図書館サポーターの業務に、図書装備という作業があります。図書館が所蔵している本には全てラベルやバーコードが貼ってありますが、我々図書館サポーターが担当した資料も含まれているのです。

個人的に気に入っている仕事は、集密書架の本の掃除です。本の中にはよく手に取ってもらえる本もあれば、長らく書架から出ていない本もあります。なかなか借りられない本は埃をかぶってしまうので、その本を綺麗にしなければなりません。そこで、本を一冊ずつ取り出し、本を拭いていく必要があります。その仕事をしていると、いつか借りられる日を書架の中で待っている本を応援せずにはいられなくなり、綺麗にしなければと一種の責任感を感じます。

また、図書館サポーターは図書館の見学案内をすることもあります。外部の方に図書館の特徴や魅力を伝える仕事ですが、わかりやすい説明の仕方や、どのように見学者の方に楽しんでもらえるかという点において、私はまだ勉強中です。

図書館サポーターとして採用され1年も経っていませんが、職員の方や先輩方から多くのことを吸収し、少しでも図書館の役に立てるように頑張ります。

(工学部 高分子工学科 2年 大石 賢太郎)

私はここ1年ほど修士課程の学生として研究生活を送るかたわら、すずかけ台図書館にて図書館業務の補助作業に従事しています。多くの人にとってこれまで以上に魅力的な図書館となるよう、日頃から心がけています。

では、具体的に図書館サポーターはどのような活動をしているのでしょうか。

まず、返本があります。いわゆる、返却された図書を所定の書架位置に戻す作業です。さらに書架では、書棚が乱れていないか、各図書が所定の位置に あるか確認しながら、整理する作業もあります。

また、企画展示を開催する際には、蔵書から図書を選択し推薦文を書くといった推薦活動も行っています。

このほかにも、広報作成のような派手な作業から、図書装備、資料運びという地味な作業まで、幅広い活動を行っています。

私が大変やりがいを感じるのは、探している図書の位置が分からない留学生を的確に案内できた時や、自分が推薦した図書が借りられていることが分かる時です。非常に嬉しく、やっていてよかったと感じます。

これからもより良い東工大図書館を創っていくにあたり、わずかでもお役に立てれば図書館サポーター冥利に尽きると考えています。

(大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 2年 河本 弘和)


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