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リベラルアーツ教育FD研修会開催報告

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東京工業大学では目下、教育改革を進めており、2016年4月から学士課程から博士課程まで一貫したリベラルアーツ教育をスタートさせます。これらを担当するリベラルアーツ研究教育院(2016年4月発足予定)に所属予定の教員44名のうち30名が、2月19~20日に湘南国際村センターで開催されたFD研修に参加しました。FD(ファカルティ・ディベロプメント)研修とは、大学教員の教育能力高めるための実践的な研修です。

“グループワーク”を学ぶ

研修初日は、東工大のリベラルアーツ教育の改革の枠組みが説明された後、ソーシャルワークの技法のひとつである“グループワーク”に関するFDが行われました。グループワーク第一人者である中野民夫教授(同志社大学)を講師に、その手法を教員自身が体験しながら学びます。初対面の教員も多く緊張するメンバーを、様々な方法を用いて、リラックスさせながらグループワークが始まりました。積極的に参加せず意見を言わないメンバー、いわゆる「フリーライダー」をいかに減らすか、また、グループの組み換えをどのようにするかなども論議しながら進んでいきます。アメリカの大学の授業でも頻繁に使われるグループワークを、その有効性や難しさとともに理解できたことは大きな収穫でした。

皆で輪になって話を聞いています
皆で輪になって話を聞いています

グループワーク実践:リベラルアーツ教育の改善について

グループワークでアイディアを書く

グループワークでアイディアを書く

研修2日目は、「リベラルアーツ教育の改善について」というテーマのグループワークを実践しました。まずは自分たちで個別テーマを出して、興味あるテーマに分かれてグループワークを開始します。結論は得られないような大きなテーマ、具体的な課題、グループワークに向かないような学生をどうするか、授業の試行をどうするかなどなど、様々なテーマが出されます。グループワーク後には、目から鱗の落ちるようなアイディアを出すグループもありました。なかには明確な結論が得られないグループもありましたが、問題意識と解決策を参加者全員で共有できたことは大きな成果でした。

2日目の午後は、ブリティッシュカウンシルから講師を招き、「講義とプレゼンテーション essential」講義を受講しました。座学のスタイルでしたが、まさに精選された講義内容と、参加者の積極的な参加により、アクティブな講義となりました。

本研修はスーパーグローバル創成支援事業の支援を受け、実施しました。

参加者集合写真
参加者集合写真

お問い合わせ先

リベラルアーツ研究教育院WG
Email : ila2015@liberal.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3185


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