5月13日、シンシナティ大学学生の教員が東工大を訪問し、国際室のディスカッションイベントThink Aloud! LUNCHに参加しました。
シンシナティ大学は、1819年に創立され、アメリカ合衆国オハイオ州の都市部に位置し、研究大学としてはトップレベルの大学です。今回は、Japanese Experiential Learning Program(和訳:日本体験学習プログラム)の一環として本学を訪問しました。
Think Aloud! LUNCHとは
Think Aloud! LUNCHは、留学生センターのトム ホープ准教授が行う、英語でディスカッションをするイベントで、毎週水曜日、西9号館1階のHUB-インターナショナル・コミュニケーションズ・スペース(略称HUB-ICS)にて開催されています。毎回トピックが与えられ、短いビデオクリップを観た後、グループにわかれて英語でディスカッションを行います。トピックは「動物実験」や「ノーベル賞」、「エボラ出血熱」など、時事問題を含め興味深いものが用意されます。自分の考えを他者に伝え、他者の考えに耳を傾けることで、深く考える能力を養うことが目的です。名前の通り昼食時のイベントですので、参加者はお弁当を食べながら議論しています。
5月13日ののThink Aloud! LUNCH
当日のテーマは「exoskeletons(パワードスーツ)」という、技術的に高度で、社会的にも意味のあるトピックでした。シンシナティ大学の学生は、東工大の学生と意見を交換しました。身体能力を高めるために、身体に装着する機械であるexoskeletonsは、製造業、医療、そして戦争を含む幅広い分野での応用の可能性を秘めています。参加者は、exoskeletonsの活用法や社会への影響、そしてこの技術を用いることに対しての、自分の意見などについて、話し合いました。
このイベントが行われているHUB-ICSは、本学が提供する国際交流の場です。今回Think Aloud! LUNCHに参加した本学の学生にとって、意見交換を行ったり、互いの国の文化や社会政策を理解したりする、またとない機会となりました。シンシナティ大学の学生たちも、多くは初めての訪日のようでしたが、皆東工大の学生・教職員に会って、本学の魅力を体験し、大いに楽しんでいる様子でした。
イベント終了後は、SAGE(東工大国際交流学生会)のメンバーが、キャンパスを案内しました。シンシナティ大学の本学への訪問は、今回で2回目でしたが、また近い将来再訪されることを期待します。