公的研究機関等でインターンシップを行うため来日したハーバード大学生と日本人学生の交流イベント「第4回大倉山国際学生フォーラム」が6月27日に横浜市の大倉山記念館にて開催され、東工大生が参加しました。
「日本の視覚文化はどのように生まれ、広がったか」が今回のテーマで、ロバート・キャンベル東京大学大学院教授による「19世紀の日本のビジュアルアート」と題した講演がありました。続いて、レディーガガの靴を手掛けることで有名なアーティストの舘鼻則孝氏が、日本の伝統文化からどのように斬新な靴をデザインするに至ったかについて講演しました。その後、ハーバード大学生と日本の学生がペアとなり、一緒に白い扇子にメッセージや絵を描き、出来上がった扇子を交換するというワークショップが行われ、ハーバード大学生との交流を深めました。
参加した森水紀さん(生命理工学部生命工学科2年)は、以下のようにコメントしています。
大学に入学してから国際交流の場に参加したのは初めてでした。自分に合うものがなかなか見つからず、海外の学生との交流の機会がほしいと考えていた中、グローバル理工人育成コースの短期留学の説明会で今回のイベントが紹介され、応募しました。
このような場は初めてで、最初は物怖じしてなかなか話しかけることができませんでしたが、話してみると、とても気さくな方ばかりでした。専攻している分野や日本滞在中での出来事など、様々な話をするなかで、日本の高校からハーバード大学に進学した人や、日本の女子力について研究している人もいて驚きました。また、舘鼻則孝氏がデザインした靴も展示されており、ヒールレスハイヒールを実際に試着することもできました。
様々なバックグラウンドを持つ人と交流できて、とても貴重な経験となりました。また、参加した学生には、海外滞在経験のある人、これから留学を考えている人が多く、刺激となりました。今回のイベントに参加したことで留学への気持ちがより強いものとなり、英語学習など留学に向けて準備したいと思いました。また、ここで出会った人々との関わりも大切にしたいです。
本イベントは、ハーバード大学ライシャワー日本研究所、大倉陽子プロジェクトチームの主催、横浜市、横浜日米協会の共催、アメリカ大使館の後援により実施され、横浜市立大学、慶応義塾大学、東京大学、東京工業大学の学生が参加しました。