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平成27年度10月東京工業大学大学院入学式を挙行

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10月1日、平成27年10月東京工業大学大学院入学式が執り行われ、修士課程194名、専門職学位課程9名、博士課程159名の合計353名の新入生を41か国から迎えました。10月期の入学式は国際大学院プログラムに所属する留学生とその家族が多数出席するため、英語で進行されました。

三島良直学長
三島良直学長

三島学長は式辞で、「異なる文化を理解し学ぶことをとおして、自らの視野を広げてください。東工大は大学として、皆さんが多様な視点を融合させ、科学技術の力で未来を牽引するための十分な能力を身に付けられるよう、その役目を果たしていきます。」と述べました。また、2016年4月に刷新される教育体制にも触れ、東工大とともに成功に向けて前進しようと激励しました。

平成27年度10月東京工業大学大学院入学式

中井検裕 大学院社会理工学研究科長

中井検裕 大学院社会理工学研究科長

列席の理事・副学長、研究科長および来賓がひとりずつ紹介された後、大学院社会理工学研究科長の中井検裕教授からの式辞が続きました。中井研究科長は、「大学は多様性の上に成り立つ組織であり、多種多様な物事、人、考え方が対立することなく存在し得る場所です。東工大でその環境を味方につけるとともに、最大限に活用してください。多様な視点を持つことが、あなた方の人生を豊かにしてくれるでしょう。」とエールを送りました。

関誠夫 蔵前工業会業務執行理事

関誠夫 蔵前工業会業務執行理事

また、来賓を代表して、蔵前工業会業務執行理事の関誠夫氏より祝辞をいただきました。関氏は、国際色豊かな新入生たちを前に、「日本、そして東工大での学生生活を送るなかで、日本に愛着を持ち、ぜひ第2の母国にしてください。東工大の同窓会組織として、蔵前工業会も未来を牽引するリーダー養成に協力を惜しみません。」と約束しました。

最後に、新入生総代として、末廣多恵子さんが答辞を述べました。お礼の言葉とこれから始まる新しい学究生活への抱負に続き、末廣さんは、「世界規模の温暖化や異常気象、エネルギー資源の減少、食糧や水の不足といった困難な問題が山積しています。さらに、2011年に起きた東日本大震災と福島原発事故を機に、持続可能な科学技術への期待が社会全体として高まっており、人類が直面する問題に科学技術の力で挑み、少しでも解決へつなげる一助になりたいです。」と力強く語りました。そして、その目標に向かって、謙虚さ、誠実さを忘れずに、新入生一同努力していくことを誓いました。

新入生総代答辞
新入生総代答辞

新入生のみなさま、入学おめでとうございます。


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