2015年2月から実施していた、すずかけ台の基幹・環境整備(外周道路)工事が完了し、6月1日より開通しました。1年4ヵ月にわたる造成工事により、キャンパスの構内道路と共同溝をループ化しました。
これまで、すずかけ台キャンパスでは歩行者優先に力を入れてきました。敷地内は山林で分断され、教育研究における連携・災害時の動線確保・構内交通計画の歩車分離に支障をきたしていましたが、今回の外周道路の整備により、災害時の緊急車両の二方向化や、ライフラインの安全性が向上し、さらなる「安全・安心」なキャンパス環境が実現しました。
開通に先立ち、5月31日に、すずかけ台キャンパスにて外周道路開通式典が開催されました。式典では三島学長の祝辞に続き、三島学長、芝田理事・副学長(総務・財務担当)・事務局長、すずかけ台地区部局長等懇談会の小山二三夫主査(科学技術創成研究院 教授)及び、 すずかけ台環境整備ワーキンググループ(WG)の宮本文人代表(環境・社会理工学院 教授)によるテープカットと視察が行われました。また、その他の参加者は実際に道路を歩き、その整備状況について見学しました。
今回の整備では、学生や教職員の健康増進にも配慮した快適な環境を作るために、すずかけ台キャンパス環境整備WGで審議し、道路周辺や駐車場ロータリーに、セイヨウボダイジュ、カツラ及びシバザクラなどを植樹し、ウッドデッキのベンチや加藤山散策路への新たなアクセスを設けました。
キャンパスを利用する皆様にとって、季節ごとに様々な景色が楽しめる、散歩や憩いの場ともなりそうです。