11月23日、大隅良典栄誉教授はスウェーデン大使館でのノーベル賞受賞祝賀会に出席しました。祝賀会は、大隅栄誉教授の2016年ノーベル生理学・医学賞受賞決定の功績をたたえ、マグヌス・ローバック大使夫妻が開催したものです。
当日は、日本の歴代のノーベル賞受賞者や三島学長夫妻を含む学術関係者など90名余りが出席し、大隅栄誉教授の受賞決定をお祝いしました。
冒頭、ローバック大使が挨拶し、3年連続で祝賀会を開催できることは非常に喜ばしいこと、日本が科学技術大国であり、基礎研究と応用研究の分野の両方でバランス良く受賞していることなどを述べ、2018年に迎える日本とスウェーデン国交150年に向けてより一層協力関係を強めていきたいと締めくくりました。
続いて、日本学術振興会の安西祐一郎理事長から、大隅栄誉教授のノーベル賞受賞は日本の基礎研究が高く評価されたものであり、若い研究者に大きな勇気を与えたと挨拶がありました。
祝賀会は、文部科学省の前川喜平事務次官の乾杯でスタートし、大隅栄誉教授夫妻は、クリスマスツリーが飾られた大使館内の会場で歴代の受賞者夫妻と歓談し、12月初旬に迫った授賞式に向けてのアドバイスなどを受けていました。また、大使館関係者や招待された学術関係者からお祝いの言葉が夫妻に贈られました。
祝賀会の中で、記者から、授賞式に向けての準備状況を訊かれると、大隅栄誉教授は忙しく準備に追われていると話し、また現在の心境については、授賞式出席は一生に一度のことなのでできるだけ頑張って努めたい、とコメントしました。
大使夫妻や歴代の受賞者との写真撮影の機会もあり、終始お祝いムードに包まれた会場で和やかな時間を過ごしました。
大隅良典栄誉教授が「オートファジーの仕組みの解明」により、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。受賞決定後の動き、研究概要をまとめた特設ページをオープンしました。