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「原子力セキュリティー・核不拡散に関する国際シンポジウム・セミナー」開催報告

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「原子力セキュリティー・核不拡散に関する国際シンポジウム・セミナー」開催報告

2月25日(火)~3月7日(金)、お台場の東京国際交流館・プラザ平成において、国際シンポジウム・セミナー「International Symposium and Seminar on Global Nuclear Human Resource Development for Safety, Security and Safeguards」を開催しました。このセミナーは、原子力災害に対応できるグローバルな人材育成を目的とし、原子力、セキュリティ及び核不拡散をテーマとして開催され、117名(国外講師20名、国内講師11名、グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育課程学生15名、国外学生等24名、国内学生等5名、その他42名)が参加しました。
今回の国際セミナーは、招聘した国内外の講師の方々との質疑応答や学生同士の積極的なディスカッションを通して、原子力セキュリティと核不拡散について理解を深める有意義なセミナーとなりました。

第1部はまず、東京工業大学三島学長(代読)、共催者のテキサスA&M大学の代表、来賓の国際原子力機関(IAEA)の代表による歓迎と開会の挨拶で始まりました。つづいて、国際原子力機関、包括的核実験禁止条約準備機関、在日フランス大使、元在ウィーン国際機関政府代表部遠藤大使による基調講演が行われ、「原子力の将来と核不拡散」、「原子力教育・訓練」、「原子力安全と核セキュリティ」、「プルトニウム問題」に関する招待講演及びパネルディスカッションが行われました。
その後、事前登録したセミナー受講生44名は広島平和記念公園や高速増殖原型炉「もんじゅ」を訪問し、東京に戻って引き続き第2部・第3部に参加しました。

第2部の「Seminar on Nuclear Security」では、「核セキュリティ文化」、「核セキュリティへの脅威」、「核セキュリティリスク分析」、「革新的な核セキュリティ技術」、「国境/港湾セキュリティ」、「核物質の輸送安全」などの講義が行われ、活発な討論が行われました。

第3部の「Student Session」では、元IAEA事務次長や米国国務省 国際安全保証拡散防止局 脅威削減プログラム大使による特別講演(ビデオ講演)や日本文化についての特別講演、更に福島第一原子力発電所事故に関する講義が行われました。最終日には受講生の各グループが、このセミナーで学んだことをまとめ、プレゼンテーションとディスカッションを行いました。海外からの受講生はもちろんグローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育院所属の学生にとっても貴重な体験となりました。

プレナリーセッションの様子

プレナリーセッションの様子

オープンセッションでの質疑応答

オープンセッションでの質疑応答

真剣にディスカッションする学生たち

真剣にディスカッションする学生たち

自分の考えをまとめ、発表する様子

自分の考えをまとめ、発表する様子

お問い合わせ先
グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育院
Tel: 03-5734-3279
Email: u-atom.suishin@nr.titech.ac.jp

※ 公開時、文中に誤りがあったため、修正いたしました。


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