4月23日(水)、本年1月に東京工業大学栄誉教授の末松安晴博士に授与が発表された日本国際賞の授賞式が天皇皇后両陛下のご臨席のもと国立劇場大劇場で行われました。
末松安晴博士
提供(財)国際科学技術財団
日本国際賞は、全世界の科学技術者を対象とし、独創的で飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、もって人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる人に与えられ、毎年、科学技術の動向を勘案して決められた2つの分野で受賞者が選定されます。
本年の受賞者は、「エレクトロニクス、情報、通信」分野から、長距離かつ大量の情報通信を可能にする半導体レーザーの開発により光ファイバー通信の実現に貢献した東京工業大学栄誉教授の末松安晴博士と、「生命科学」分野より生物の染色体に含まれるタンパク質に起こる変化が遺伝情報に関わる事を解明し、がんの治療薬の開発などに貢献したアメリカのロックフェラー大学教授のデビッド・アリス博士の2人です。
式典では多くの国内外の研究者らが見守るなか、2人に賞状や記念の盾が贈られ、両陛下は笑顔で拍手を送られていました。
受賞者を祝福される天皇陛下
提供(財)国際科学技術財団
末松博士ご夫妻
提供(財)国際科学技術財団
- 末松安晴博士 日本国際賞記念講演会「エレクトロニクスの夜明け」- 6月9日(月)開催
- 受賞決定記事(受賞理由・末松栄誉教授からのコメント)
- 公益財団法人 国際科学技術財団 | 科学技術の分野で世界的に権威のある「日本国際賞」"Japan Prize"
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