8月28日~9月1日にかけて、本学のグローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育院が「第7回国際シンポジウム・セミナー」を大岡山キャンパスで開催しました。本シンポジウムは、文部科学省の支援を受けて、国内外の関連機関と協力して開催するものです。2011年度から毎年開催しており、本学の学生のみならず、国内外の学生や若手研究者等を招へいして教育の一環として行ってきました。テーマは毎回、「原子力安全」と「核セキュリティ・保障措置」を交互に取り上げており、今回は「核セキュリティ・保障措置」をテーマとして一般参加者にも公開して開催しました。
会期前半2日間のシンポジウムでは、国内外の著名な専門家などを講師として招きました。平和のための原子力、将来の原子力エネルギー、原子力人材育成などに関する講演会があり、学生たちを中心に活発な質疑がありました。
会期後半3日間のセミナーでは、第一線の国内外講師陣による核セキュリティと保障措置に関する講義が行われました。学生たちは4グループに分かれて自主的にグループ討論を行った後、講師に対してさまざまな質疑応答がなされました。
最終日の午後には、学生セッションとして、参加学生を中心に「若い人たちの将来のグローバルネットワーク」のあり方に関するグループ討論を行い、その結果を発表して議論を交わしました。
招へい講師は、国際原子力機関(IAEA)、包括的核実験禁止条約機関準備委員会(CTBTO)、フランス大使館、アメリカ大使館、ロシアのロスアトム教育トレーニング継続中央研究所、米国のテキサスA&M大学、外務省、経済産業省、日本原子力研究開発機構(JAEA)、日本核物質管理学会(INMMJ)などから16名、セミナー参加学生19名、一般参加約30名が参加しました。また、マスコミ2社の取材を受けるなど、本シンポジウムは成功裏に終了しました。
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