放射線総合センター大岡山放射線実験施設の自主点検中に、地下埋設放射性排水配管と桝の接合部に隙間が確認され、隙間周囲の土壌の放射能測定を行った結果、本日、放射性同位元素トリチウム(3H)を含む排水の管理区域※1外への漏れ(土壌中の最大放射能濃度3H 2ベクレル毎グラム)を確認いたしました。
本件については、直ちに原子力規制委員会への報告を行っております。
土壌中のトリチウム(3H)の濃度は、法定で定められた下限※2(1,000,000ベクレル毎グラム)以下であり、人体、環境への影響はございません。
なお、漏れの原因は地下埋設配管の老朽化と推測しており、排水の発生する放射線源を用いた実験は既に停止しています。
学長コメント
近隣の皆様をはじめ関係者の皆様にはご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
今後このようなことが生じないよう、再発防止に努めてまいります。
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国立大学法人 東京工業大学
学長 三島良直
- ※1
- 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律で規定された放射線による障害を防止するために設けられる区域。
- ※2
- 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律で規定された放射性同位元素として取り扱う必要のある濃度。
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