本学職員等の有志による野球部「東工大フェニックス」が、9月30日、10月1日の2日間にわたって開催された2017年度在京大学等職員懇親野球大会において優勝を果たし、前回大会に続いて2連覇を達成しました。
「在京大学等職員野球大会」は、文部科学省および東京都内の国立大学法人等各機関の有志によって結成されたチームが年に1度集まり、トーナメント形式で行われる野球大会です。東工大フェニックスは2015年度大会で優勝、2016年度の雨天中止を経て、連覇をかけ今大会に臨みました。
決勝では独立行政法人 日本学生支援機構(以下、JASSO)と対戦し、両者とも引けを取らぬ僅差の展開が続きました。最終回にJASSOに勝ち越しを許し、1点差を追う東工大フェニックスでしたが、2アウト2・3塁から代打の林宏樹選手(情報基盤課)がサヨナラヒットを放ち、9対8で劇的な勝利をおさめました。
2日間で計4試合を戦うのは壮年期のメンバーにとっていささかハードなスケジュールでしたが、田中陽子マネージャー(研究企画課長)が朝早くから米1升分のおにぎりを用意して選手を鼓舞し、控えの選手もプレイヤーと気持ちを一つにして試合を支え、チーム全員の力で優勝旗をつかむことができました。
職員野球部「東工大フェニックス」について
東工大フェニックスは2010年に、前身の東工大職員野球部メンバーが主体となってスタートしました。総務、財務、学務、研究推進などさまざまな部署の職員や地球生命科学研究所(ELSI)の研究員など多様なメンバーで、昼休みなどを使って練習に励んでいます。また活動を通じて、普段の仕事ではなかなか関わることのできない構成員とも部署や職種を越えて密に語り合うことができ、選手・マネージャーともに懇親を深めています。
本学の教職員によるサークルは他にも多く存在し、サッカーやバドミントン、バスケットボール、卓球など、昼休みの短い時間の中で積極的に活動を行っています。研究や業務の合間に、グラウンドや体育館に集まって汗を流すことができるというのは、大学で働くことの大きな魅力でしょう。またそれらの活動を通じて生まれる円滑なコミュニケーションは、コンパクトで機動力が高く団結力のある、本学の強みの一層の強化につながっています。
今大会の優勝を受け、三島良直学長・芝田政之事務局長へ喜びの報告と、優勝旗の奉呈を行いました。三島学長は「前回大会に続き、またもサヨナラ勝ちの優勝でしたか。皆さんよくやってくれました。」と健闘したメンバーを称えました。
大澤晃監督のコメント(施設運営部 施設総合企画課 安全企画室 安全企画グループ グループ長)
今年1月に就任した新米監督です。個々のレベルアップを目標に、短い昼休みに効果的な練習方法を選手間で相談して工夫し、実践力も高めるためにオンシーズンには横浜国立大学職員野球部との練習試合を毎月行うなど、楽しく、そしてまじめに活動しています。
当初の試合ではなかなか結果を出せなかったのですが、本大会での連覇を大きな目標に、選手が地道に練習をして、マネージャーに支えてきてもらったおかげで、本番ではすばらしいチームワークと個々の力を発揮でき連覇を成し遂げることができたと思います。
このすばらしい結果により、「東工大フェニックス」はさらに盛り上がって活動していきたいと思います!