9月23日~24日に、東アジア研究型大学協会(AEARU:The Association of East Asian Research Universities)の第41回理事会、第23回年次総会が筑波大学で開催され、東工大からは三島良直学長、関口秀俊副学長(国際連携担当)が出席しました。
AEARUは、1996年に東アジアにおける研究型大学間の交流促進を目的として設立されたフォーラムで、日本・中国・韓国・香港・台湾から18の大学が加盟しています。東工大は設立年より同フォーラムのメンバー校であり、2016年~2017年の2年間、理事校を務めています。
総会前に行われた理事会には、議長校のソウル大学、副議長校の筑波大学、前議長校の南京大学、および本学を含む4つの理事校の代表者が出席し、2016年~2017年前半に実施されたワークショップや学生向けのプログラム等の活動報告、2017年後半~2018年の活動計画案の審議、次期(2018~2019年)の議長校、副議長校、理事校の選考等を行いました。
理事会で審議された各事項は総会で承認され、次期の議長校は筑波大学、副議長校は台湾大学が務めることとなり、東工大は引き続き、理事校を務めることとなりました。
総会の後半では、「ビッグデータ」をテーマとした基調講演とメンバー校の研究者による発表が行われました。基調講演には、ソウル大学のビッグデータ研究所の創設時の所長である、工学部のサン・キュウン・チャ教授が登壇し、同研究所では、ビッグデータを活用した学際的な研究と学際的な視野を持つデータ分析の専門家の育成を行っている旨の説明がありました。台湾大学、南京大学、韓国科学技術院(KAIST)のコンピュータ科学分野の研究者が「ビッグデータと機械学習の研究への活用」をテーマにプレゼンテーションを行いました。
総会終了後には、筑波大学のキャンパスツアーが行われ、国際統合睡眠医科学研究機構、およびエンパワースタジオを見学しました。
第42回の理事会は中国科学技術大学で来春開催される予定です。