情報理工学院 情報工学系 小池英樹研究室大学院生の的場やすしさん、宮藤詩緒さん、浦垣啓志郎さん、豊原宗一郎さんらがものつくり大学と共同で開発した「流動床インタフェース」が、優れた技術として経済産業省 「Innovative Technologies+ 2017(以下、イノベーティブ テクノロジーズ プラス 2017)」に採択され、かつ特別賞「Creation(以下、クリエーション)」を受賞しました。
イノベーティブ テクノロジーズ プラスは、経済産業省策定の技術戦略マップで示されている、技術開発の方向性に基づき、その実現に大きな貢献が期待できる先進的な技術を発掘・評価する事業です。産学連携の場での共有と社会への発信を行うことで、日本におけるコンテンツ技術の未来を描くことを目的とし、実施されています。今回、イノベーティブ テクノロジーズ プラス 2017に採択された20の技術は、10月27日から29日まで日本科学未来館にて行われた、国内外の先進コンテンツ技術が集まる「デジタルコンテンツEXPO 2017」において展示されました。さらに、この20の技術の中から特にコンテンツ産業以外の分野への波及・応用の可能性の高い技術4件に対して「クリエーション」「Industry(インダストリー)」「Culture(カルチャー)」「選考委員特別賞」の各特別賞が贈られました。「クリエーション」は、特にコンテンツ産業の生産性・表現性の向上に資する技術・ビジネスモデルに対して贈られる賞です。
流動床とは砂のような粒体の入った容器の底から空気を吹き上げると粒体が液体のような状態になる現象で、今回の「流動床インタフェース」はこの現象とコンピュータ・グラフィックス、コンピュータ・ビジョン技術を組み合わせることで、コンピュータの入力装置及びエンターテイメント装置としての応用を示したものです。
「流動床インタフェース」の現象は、YouTubeで分かりやすく見ることができます。
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