1月23日、大岡山キャンパス 大岡山西講義棟1のレクチャーシアターで、国際フロンティア理工学教育プログラムが提案する新しい公開講座「Gateway to Science」が、高校生・中学生・小学生高学年及び保護者を対象に開講され、200名を超える多くの方々が参加しました。
この公開講座は、将来の科学技術分野において新たな発見や有益な成果を上げることが期待される未来の科学者、技術者である中高生に、心の底からあこがれるような夢を与え、面白いと思える科学技術を見聞きする機会を作るという趣旨のもとに企画されました。
第1回となる今回は「宇宙を愛する君たちへ」と題し、宇宙メダカや宇宙航空研究開発機構(JAXA)の活動について実験を交えた講演が行われました。 蛍光顕微鏡や走査電子顕微鏡を用いた実験もあり、本格的な内容でしたが、小学生から大人まで 熱心に耳を傾け、非常に有意義な講演となりました。実験のアシスタントをするボランティアを募る呼びかけに多くの中高生が手を挙げ、質疑応答の時間には 鋭い質問も飛び出しました。宇宙に深い関心を持つ参加者と講演者との距離が近く、レクチャーシアターの特徴を生かした、 いきいきとした講座となりました。トップレベルの研究者の最先端の講義を聞いたり、普段触れることのない実験機器に直接触れたりしたことが、 参加した中高生たちにとって将来の夢や憧れを持つきっかけとなることを期待しています。
第1回Gateway to Scienceの授業題目:「宇宙を愛する君たちへ」
レクチャー
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「国際宇宙ステーションの利用とその先へ」
谷垣文章 JAXA 主任研究開発員
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「国際宇宙ステーションにおけるメダカの骨実験」
工藤明 東京工業大学 特命教授
実験と解説
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「走査電子顕微鏡による骨の構造観察(骨粗しょう症)」
高野吉郎 東京医科歯科大学 名誉教授
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「蛍光顕微鏡の世界(メダカ蛍光トランスジェニック)」
茶谷昌宏 昭和大学 助教
- Gateway to Science|東京工業大学 ものつくり教育研究支援センター
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