9月11日から12日、マホロバマインズ三浦(神奈川県三浦市)で、「ビッグデータ・AI分野」をテーマに東工大情報理工学院が主催するenPiT2(えんぴっと2)の夏合宿が行われました。さまざまな大学から参加者が集い、活発なアイデアの提案や、生き生きとした意見の交流がありました。
夏合宿の様子
東京大学、電気通信大学、お茶の水女子大学、千葉大学の共催を得て、各大学の学士課程3~4年生を対象として実施された夏合宿には、東工大生4名(学士課程3年)が参加した他、9大学から計50名の参加がありました。また、6社の企業から10名の協力がありました。
この夏合宿では、チームを組んでデザイン思考や要求開発手法を学び、情報システムの価値をデザインし、実際のユーザー企業に情報サービスの提案を行いました。
提案テーマは、「若者がリピートしたくなる三浦海岸」だったため、身近な課題として積極的に取り組みました。初日午前中にチームビルディングを行い、さっそく現地リサーチにでかけ情報収集を行いました。はじめてのメンバー同士でしたが、リサーチ・課題分析・仮説導出・検証というプロセスの中で、チームの結束が育まれました。
最終プレゼンテーションでは、朝釣りと食材データを組み合わせたサービスを提案したチームが、enPiT賞を受賞しました。その他にも、宿泊データを活用した館内利用サービスや、地理情報を利用したデートプラン提案サービスなど、それぞれのチームの個性が現れた提案プレゼンテーションが行われました。
参加学生の大学
- 東京工業大学(4名)
- お茶の水女子大学(14名)
- 電気通信大学(13名)
- 千葉大学(12名)
- 諏訪東京理科大学(4名)
- 早稲田大学(3名)
- 香川大学(1名)
- 筑波大学(1名)
- 東京工科大学(1名)
- はこだて未来大学(1名)
enPiT(えんぴっと)とは
文部科学省 研究拠点形成費等補助金の「Society(ソサエティ)5.0に対応した高度技術人材育成事業成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成」を受けて運営されている教育プログラムです。大学と産業界が協力し、「ビックデータ・AI分野」「セキュリティ分野」「組み込みシステム分野」「ビジネスシステムデザイン分野」の4つの専門分野における情報系スペシャリストの育成を目的とした実践的教育を行う全国的な教育ネットワークです。
東工大は、ビッグデータ処理技術、人工知能技術、クラウド技術などを用いて、社会の具体的な課題を解決できる人材の育成を行う「ビッグデータ・AI分野」に参加しています。