10月20日、東京工業大学すずかけ台キャンパスすずかけホールで「第11回高校生バイオコン2018」が開催されました。高校生チームが独自のアイデアで小中学生向けバイオ系教材を開発し、その出来栄えを競い合うコンテストです。10校14チームが参加し、約5か月をかけて開発した教材について発表しました。
プレゼンテーション
今年度参加したチームは次の通りです。
学校名 |
チーム名 |
テーマ |
---|---|---|
麻布大学付属高等学校 |
植物図鑑 |
ミクロの世界 |
神奈川県立厚木高等学校 |
セレンディピティー 2 |
酵素の活性を目で見る方法-生姜焼きをおいしく食べる- |
神奈川県立相模原中等教育学校 |
バイオレディー |
君のからだの中にいるスーパーHERO、酵素! |
神奈川県立相模原中等教育学校 |
バイオロジェイケイ |
植物たちの生き残り作戦!―種を遠くにとばす工夫とは |
札幌日本大学高等学校 |
ハッピーコンブライフ |
コンブの秘密に触れてみよう |
清真学園高等学校 |
チームアエデス |
消化酵素ってなあに |
清真学園高等学校 |
チームコルディス |
心臓はどうやって動くの? |
洗足学園高等学校 |
まりも |
足のフシギ |
桐蔭学園高等学校 |
エコシステム |
食物連鎖(生態系)の理解 |
桐蔭学園高等学校 |
トウインブラウニークラブ |
普段見えない筋肉の仕組み |
東京都立新宿高等学校 |
それいけ!デンタル新宿 |
レッツ歯磨き ~みんなの歯をまもるため~ |
東京都立新宿高等学校 |
メロメロフェロモン |
フェロモンのふしぎ |
栃木県立大田原女子高等学校 |
さらさら |
ヘアアレンジの秘密 |
横浜市立サイエンスフロンティア高等学校 |
理調研 |
どうぶつ?しょくぶつ?ミドリムシ!? |
各チームは、作成した教材の工夫点や重要性などをわかりやすく伝えてくれました。寸劇を取り入れたユーモアあふれる発表もあり、観ている側も楽しく学ぶことができました。質疑応答では高校生からの質問も多数挙がり、審査員からのアドバイスも受けながら、熱気に溢れた時間となりました。
教材お試しタイム
14時半からスタートした「お試しタイム」では、高校生が作った教材を、小中学生をはじめ来場者に実際に体験してもらいました。手の込んだ絵本で髪のパーマの仕組みを学んだり、アリの気持ちになって匂いを探索してみたり、生態系ゲームで真剣に勝負してみたり。子供も大人も夢中になって「遊び・学べる」教材ばかりでした。参加した高校生同士もお互いの作品を体験し合い、新たな刺激を受ける場ともなりました。
審査・表彰
審査員の評価と、お試しタイムの来場者の投票で、各賞を決定しました。
賞等 |
高校名 |
チーム名 |
---|---|---|
優勝 |
栃木県立大田原女子高等学校 |
さらさら |
準優勝 |
桐蔭学園高等学校 |
トウインブラウニークラブ |
準優勝 |
東京都立新宿高等学校 |
それいけ!デンタル新宿 |
第3位 |
神奈川県立相模原中等教育学校 |
バイオロジェイケイ |
横浜市教育委員会賞 |
栃木県立大田原女子高等学校 |
さらさら |
審査員特別賞 |
洗足学園高等学校 |
まりも |
審査員特別賞 |
札幌日本大学高等学校 |
ハッピーコンブライフ |
受賞を惜しくも逃したチームも甲乙付けがたい素晴らしい作品と発表でした。
最後に審査員からお言葉をいただき、第11回高校生バイオコン2018は幕を閉じました。
来年もまた高校生たちのフレッシュなアイデアに出会えることを楽しみにしています。
最後に
本コンテストは本学生命理工学院のバイオサークル「バイオ・クリエイティブ・スタッフ(BCS)」の学生が主体となり、運営を行いました。BCSのメンバーは、各チームのティーチング・アシスタントとしても各高校に出向きアドバイスなどをしながら、高校生との交流を深めました。高校生にとってだけでなく、本学の学生にとっても素晴らしい経験となりました。
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- バイオ教材開発を通じた競創的教育プログラム
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- 横浜市教育委員会