TAIST (Thailand Advanced Institute of Science and Technology)-Tokyo Tech(以下、TAIST)は、タイ政府からの要望により、理工系分野での高度な「ものつくり人材」の育成と研究開発のハブを目指して、2007年に設立された国際連携大学院プログラムです。8月29日、タイ王国パトゥムタニー県タイランドサイエンスパーク内のタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)において、TAISTの2018年度修了式が挙行され、44名の学生がプログラムを修了しました。うち6名の学生は、副専攻コースである鉄道カリキュラム(Rail Transportation Curriculum)もあわせて修了しました。当日は多数の来賓が出席し、盛大に修了生の門出を祝しました。
TAISTは、タイの先端研究機関であるNSTDA、タイの4大学(キングモンクット工科大学ラカバン校(KMITL)、キングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)、カセサート大学(KU)、およびタマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT))、および本学の連携により運営されています。2018年4月には、マヒドン大学(MU)の協力を得て、新たに副専攻コースである鉄道カリキュラムも開始しました。今回の修了生44名を含め、これまでに395名の修了生を輩出してきました。
修了式では、NSTDAからチャダマス・ツバセタクル副長官、本学から水本哲弥理事・副学長(教育担当)、MUを含むタイの5大学から代表者が出席し、修了生たちに祝辞を述べました。また、在タイ日本国大使館から久芳全晴一等書記官が出席し、修了生へのお祝いの言葉を述べました。
修了生たちは、水本哲弥理事・副学長(教育担当)からプログラム修了証書を、チャダマス・ツバセタクル副長官から鉄道カリキュラムの修了証書(該当者のみ)と記念品を授与されました。また、式典の最後には、修了生およびTAIST教職員等が集合写真に納まりました。修了生たちの進路は、本学を含む博士課程への進学、民間企業や政府機関への就職など様々です。TAISTで学んだ知識や経験を活かし、大いに活躍することが期待されます。
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