9月24日、東京消防庁から東京工業大学に対し、救急業務に貢献したことへの感謝状が贈られました。この感謝状は、東京工業大学が「救急行政の推進に積極的に協力し、救急業務の充実発展に多大の貢献があった」として、9月9日の「救急の日」にあたり、東京消防庁救急部長から贈られたものです。田園調布消防署の宮川克広署長が東工大を訪れ、講義の一環で救命講習を担当している理学院 化学系の工藤史貴准教授が受け取りました。
本学では、理学院化学系と物質理工学院材料系および応用化学系専攻に所属している修士課程の学生(2019年度の受講者は大岡山キャンパス210名、すずかけ台キャンパス154名、計364名)を対象に「化学環境安全教育」を開講し、安全に関する基本的な内容、薬品の管理方法、救急救命実習、危機管理について講義を行っています。この講義の中で、田園調布消防署協力のもと、田園調布災害時支援ボランティアにご協力いただき、AED(自動体外式除細動器)の使用方法や心肺蘇生法を学ぶ「普通救命講習」を大岡山キャンパスで実施しています。
工藤准教授(化学環境安全教育授業担当)のコメント
救命講習は、東京防災救急協会応急手当教育指導員の指導のもと、多くの田園調布災害時支援ボランティアの皆様にご協力をいただき、行っています。この場を借りて感謝申し上げます。講義の一環ではありますが、地域の防災力を高めることにもつながると認識しました。今後も継続的に行うことで、いざという時に応急手当てができる人材を多く輩出していきたいと思います。
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- 2019年度 化学環境安全教育第一 Environment Preservation and Chemical Safety I|TOKYO TECH OCW
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