東工大が中心となり申請したプログラム「最先端量子科学に基づく超スマート社会エンジニアリング教育プログラム 」が8月9日、文部科学省の令和元年度卓越大学院プログラムに採択されました。
卓越大学院プログラムとは
博士課程を設置する日本の国公私立大学を対象として平成30年度から始まった事業です。
新たな知の創造と活用を主導し、次代をけん引する価値を創造するとともに、社会的課題の解決に挑戦して、社会にイノベーションをもたらすことができる博士人材(高度な「知のプロフェッショナル」)を育成することを目的とする事業です。今年度は29大学44件の申請があり、うち9大学11件が採択され、本学からは申請した1件が採択されました。
平成30年度は38大学54件の申請があり、うち13大学15件が採択され、本学からは「『物質×情報=複素人材』育成を通じた持続可能社会の創造」の1件が採択されています。
プログラム概要
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名称
最先端量子科学に基づく超スマート社会エンジニアリング教育プログラム
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プログラム責任者
岩附信行教授(工学院長)
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プログラムコーディネーター
阪口啓教授(工学院 電気電子系)
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内容
来たる超スマート社会(SSS:Super Smart Society)を牽引する人材には、サイバー空間とフィジカル空間の技術に加えて、最先端の量子科学を融合する能力が必須となります。
このような社会的背景に基づき、本プログラムでは、修士課程から博士後期課程までの4年間の一貫教育プログラムとして全学横断型の学位プログラムを新設予定としており、
- 1.
- 量子科学と人工知能の基幹的学力を有し、
- 2.
- サイバー空間・フィジカル空間にまたがる専門分野で独創的な科学技術を創出でき、
- 3.
- 量子科学から超スマート社会までの道筋を俯瞰でき、
- 4.
- 異分野が融合した社会課題の解決能力を有し、
- 5.
- 産官学の各セクターを牽引できるリーダーシップ力のある
知のプロフェッショナル「スーパードクター」を養成します。
超スマート社会推進コンソーシアムを介して企業・自治体・国研・海外機関と連携し、オープンエデュケーション(社会連携教育)とオープンイノベーション (異分野融合研究)の融合教育を実施します。
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連携先機関
国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)、国立研究開発法人 理化学研究所(RIKEN) 革新知能統合研究センター、国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構(QST)、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT) ワイヤレスネットワーク総合研究センター、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST) 情報・人間工学領域、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、華為技術日本株式会社、株式会社光電製作所、日本電気株式会社、アズビル株式会社、横河電機株式会社、株式会社ジェイテクト、株式会社デンソー、株式会社日立産機システム、ショーボンド建設株式会社、株式会社安川電機、日本精工株式会社、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、川崎市、大田区、グーグル、インテル、フランス原子力庁 電子情報技術研究所(フランス)、ジョージア工科大学、国立台湾科技大学、トウェンテ大学(オランダ)、ローマ・トール・ヴェルガータ大学(イタリア)、オハイオ州立大学(アメリカ)、タマサート大学(タイ)、グラスゴー大学(イギリス)、ミュンヘン工科大学(ドイツ)、フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ通信技術研究所(ドイツ)、シドニー大学(オーストラリア)、インフォコム研究所(シンガポール)、コーネル大学(アメリカ)
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