東京工業大学には、広く社会の皆さまから寄附をしていただく受け皿として「東京工業大学基金」があります。この基金は学生の奨学金、海外派遣、留学生受け入れなど多くの分野で使われ、東工大の教育と研究を支えています。このたび、東工大基金のメニューに新たに「学生交流支援基金」が加わりました。大岡山キャンパスで建設が進む国際交流施設Hisao and Hiroko Taki Plaza(ヒサオ・アンド・ヒロコ・タキ・プラザ、以下Taki Plaza)は、学生が中心になってさまざまな交流活動に取り組み、東工大の新たなランドマークとなります。学生交流支援基金はTaki Plazaで活動する学生間の国際交流を応援するための基金です。より一層のご支援をお願いします。
東工大への寄附金は個人の場合、寄附金控除の対象となり、税制上の優遇措置を受けることができます。法人の場合、全額損金算入となります。
寄附金の金額に応じて、寄附していただいた方のお名前やメッセージを刻印したプレートをTaki Plazaに設置し、大学としての感謝を次の世代に伝えます。
Taki Plazaは学生の国際交流の場に
2020年秋、大岡山キャンパスの風景が大きく変わります。
正門入り口付近に地上2階、地下2階の最新の建物、Taki Plazaが誕生します。本学の卒業生である滝久雄氏から多額のご寄附をいただき、学生向け国際交流施設の新設に至りました。
「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」が建物のコンセプトです。本学が目指す“Student-centered learning”(学生本位の学び)の拠点となる重要な施設であり、教育改革により新たに芽生えた東工大生の“志”を育て、花開かせる場となります。
この“Student-centered learning”を実現し、発展させるためには、学習・交流の「場」の創設のみならず、その場で行われる「活動」「交流」が重要となります。その活動を支え、学生間の交流のさらなる推進を支援するため、「学生交流支援基金」を創設しました。
学生交流支援基金の使い道は
Taki Plazaでは、学生が自ら企画する留学生との交流イベント、学生が世界に目を向けるための留学フェア、日本人学生と留学生が互いの言語で教え合う相互学習、学生が窓口応対や館内案内を行うStudent Ambassador(スチューデント・アンバサダー)育成といった学生が主役となる事業が計画されています。学生交流支援基金は、こうした学生の活動を支援するだけでなく、大学全体の学生交流活動の活性化のためにも使われます。
学生交流支援基金による支援事業の主なものは以下のとおりです。
- Taki Plazaを運営する学生の支援
- 学生同士の学び合いを活発化するための環境整備
- 大学全体の学生交流活動を活性化するための環境整備