本学と全学協定を結んでいるアジア工科大学院(タイ、以下AIT)の創立60周年記念式典が10月24日に開催され、益一哉学長が出席しました。益学長は、続いて行われた大学学長フォーラムのパネルディスカッションにも参加しました。
式典には、世界各国32の大学・研究機関からの参加者に加え、AITの卒業生であるシリントーン王女殿下も出席されました。AITのエデン・Y・ウーン学長は、式典の挨拶で「どんな組織も過去の栄光にこだわり旧来のやり方にとらわれたままでは成功はあり得ない、AITは様々な新しい取り組みを通して、今後も研究・教育の分野で発展していく」と述べました。
記念式典に引き続き行われた大学学長フォーラムでは、“How university collaborates globally with academia, governments, multinationals, and non-profit organizations in social impact research(社会に変革をもたらすような研究において、大学は教育機関・政府・多国籍企業・非営利団体等とどのように国際的連携をはかれるか)”というテーマのもと、参加大学の学長が各大学の取組やアイデアなどを議論しました。益学長は理工系の学生にこそ、専門教育に有機的に関連付けられた教養教育が必要であると話し、本学におけるリベラルアーツ教育について紹介をしました。益学長の講演は参加者からの高い関心を集め、講演後には積極的な質問が出ました。
翌25日には、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)を訪問し、Tokyo Tech ANNEX Bangkok(東工大アネックスバンコク)を通じた今後ますますの教育・研究交流・社会連携向上の可能性について、チャダマス・ツバセタクル副長官と懇談を行いました。
その後、在タイ日本国大使館で、佐渡島志郎特命全権大使と面談を行い、タイにおける本学の教育・研究活動について説明をし、来年2020年3月9日(月)にバンコクで行われるリサーチ・ショーケースの紹介を行いました。
さらに26日に、益学長と蔵前工業会の小倉康嗣業務執行理事、鈴木規子国際部長がタイ蔵前会の総会に参加し、タイ国内の本学卒業生と親睦を深めました。本学同窓会であるタイ蔵前会は、タイの本学卒業生のネットワーク化のために1990年に設立され、同窓生の交流を深めています。総会では、益学長より「東工大の新しい取り組みとキャンパスの変化」について紹介があり、同窓生からは高い関心が寄せられました。
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