富士ゼロックスシステムサービス(株)
代表取締役社長 勝丸泰志氏
大岡山蔵前ゼミは、東工大の全学同窓会である蔵前工業会の東京支部が主催する卒業生と学生の交流の場です。日本社会や経済をリードしている先輩を講師に迎え、これから社会に出る大学生・大学院生に、講演会・懇親会をとおして、様々な情報提供、意見交換を行っています。
7月8日、大岡山蔵前会館くらまえホールにて、「第21回大岡山蔵前ゼミ」が開催され、学生約50名、社会人38名、計88名が参加しました。今回は「文系と理系の交差点に立つ」と題して、富士ゼロックスシステムサービス(株)代表取締役社長 勝丸泰志氏よりお話を伺い、技術者として入社しプリンターの開発など技術畑を歩まれた後に、営業・経営に関わってきた経験から、東工大の現役学生に対する熱いメッセージをいただきました。親会社である富士ゼロックス(株)では200名を超える東工大卒業生が活躍していて、同社の技術力の基幹を支えているとのことです。世の中の多くの問題には答えの無い場合が多く、その答えにチャレンジするためには文化系の素養が必要である事を、特に理系の学生に対して力説されました。
講演会での様子
「知性とは答えの無いものを考える力」であるにも関わらず、高学歴であっても知性の欠落している若者が増えているのではないかとの講演は、東工大に対しても大きな問いかけとなりました。知識を得ることに多くの時間を費やしている学生にとって、知識の使い方を知らなければいけないとのメッセージは貴重なものでした。
講演に引き続き多くの質疑があり、学生にとって大変興味深い内容であったことが伺われました。講演会に引き続き、学生と先輩の懇親会がロイアルブルーホールにて開催され、賑やかな交流が行われました。
懇親会の様子
お問い合わせ先
蔵前工業会東京支部事務局
Tel: 03-3748-4447
Email: kuramae-tokyo@deluxe.ocn.ne.jp