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第13回学生応援フォーラム 開催 学生の多彩な活動を発信

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東京工業大学学生支援センターの自律支援部門は12月25日、「第13回学生応援フォーラム」を大岡山キャンパス百年記念館で開催しました。

益一哉学長(前列中央)と参加者の集合写真

益一哉学長(前列中央)と参加者の集合写真

自律支援部門は、学生間・大学・地域にとって有益で公的な性格をもつ様々な学生活動を支援しています。これらの活動に関わる本学学生の活躍を学内外の方々に広く知っていただくことを目的として、学生応援フォーラムを毎年開催しています。

今回のフォーラムには、本学の学生・教職員、招待講演に招いた三重大学の学生・教職員に加え、千葉大学、東京大学、亜細亜大学、多摩大学、法政大学の学生・教職員や一般の方も含め、計86名が参加しました。

フォーラムの開会

司会進行は、後藤美奈さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程3年)が務めました。
水本哲弥理事・副学長(教育担当)の開会挨拶、益一哉学長の挨拶に続き、自律支援部門長の長谷川純准教授(科学技術創成研究院)が自律支援部門及びフォーラムの趣旨について説明しました。

司会の後藤さん
司会の後藤さん

水本理事・副学長による開会挨拶
水本理事・副学長による開会挨拶

益学長から一言
益学長から一言

長谷川自律支援部門長による趣旨説明
長谷川自律支援部門長による趣旨説明

「ピアサポーター学生委員会」 三重大学

他の大学の優れた活動から学ぶため、三重大学からゲストスピーカーを招きました。

三重大学学生総合支援センターの鈴木英一郎講師、鈴木翔也さん(同大 人文学部 文化学科3年)、豊西遥奈さん(同大 人文学部 法律経済学科2年)が「ピアサポーター学生委員会」の活動について話しました。

ピアサポーター学生委員会は、同じ大学内の学生、つまり仲間(ピア)をサポートするために活動している団体です。活動拠点となる学内のピアサポートルームには、犬をモチーフにしたマスコットキャラクター「サポ太」が4匹います。具体的な活動としては、相談活動、新入生オリエンテーション(演劇風に三重大学の学生支援を紹介)、プレゼン練習会、就活支援イベント、他大学との交流会などを実施し、学内における様々な「つながり」作りに貢献しています。教職員もピアサポート活動が「楽しい活動」であることを重視しながら、「大人の手先」にしないことに留意し、学生だからこそ発想できるアイディアを大切にしているそうです。

発表を聞いた参加者からは、「学生たちが楽しみながら活動していることが伝わってきた」「アットホームな発表でわくわくした。実際の現場に足を運んでみたくなった」「何をやるか、を学生が決め、自由に行っていることと、大人が学生を利用してはいけないという方針に感銘を受けた」といった感想がありました。

三重大学による講演(左から 鈴木講師、豊西さん、鈴木さん)
三重大学による講演(左から 鈴木講師、豊西さん、鈴木さん)

口頭発表での活発な質疑応答
口頭発表での活発な質疑応答

口頭発表を熱心に聞く参加者

口頭発表を熱心に聞く参加者

口頭発表を熱心に聞く参加者

東工大の6つの学生活動

自律支援部門が支援する学生プロジェクトである「学勢調査」、「東工大学生ボランティアグループ(東工大VG)」、「理工系学生能力発見開発プロジェクト(リプロ)」、「ピアサポーター」、「Hult Prize(ハルトプライズ)東京工業大学」、「ACTION(アクション、東工大語学パートナー制度)」の6団体に参加している学生が、活動の内容や意義について紹介しました。

学勢調査

吉田拓暉さん(理学院 物理学系 学士課程2年)

吉田拓暉さん(理学院 物理学系 学士課程2年)

本学の全学生を対象にアンケート調査を実施し、その結果を提言書としてまとめ、学長に提出しています。
学生応援フォーラムは普段、他活動や他大学とのかかわりを持つことが難しい学勢調査にとって、新鮮な刺激を得るとともに私達の活動を周知する絶好の機会であると捉えています。私が学勢調査の学生スタッフになってから二年、学業と並行して活動をするのは大変忙しかったですが、自分自身の力になる経験だったとも思います。本フォーラムでは、自分の経験を交えて学勢調査の意義を広く発信できたのではないかと思います。フォーラムで得た新たなアイデアや人脈を活用して、多くの学生に認めてもらえるようなより良い活動を目指します。

東工大学生ボランティアグループ(東工大VG)

渡邉正理さん(理学院 物理学系 博士課程1年)

渡邉正理さん(理学院 物理学系 博士課程1年)

東工大VGは、復興支援・防災・地域連携を基軸とし、様々な活動を展開しています。今回の発表では、東工大生・教職員を対象とする「被災地スタディツアー」と、大岡山地区で実施している「子ども食堂」の活動報告を行い、有意義な議論を行うことが出来ました。いづれの活動も企画立案・運営に係る全てを学生が主体的に行っており、座学では学ぶことの出来ない「実践力」を身につけることが出来たと感じています。これらの経験を糧とし、今後も自己研鑽に励みます。さらには、東工大VGの活動全体をより良いものにしたいと考えます。

理工系学生能力発見開発プロジェクト(リプロ)

秋澤優希さん(工学院 システム制御系 学士課程2年)

秋澤優希さん(工学院 システム制御系 学士課程2年)

私たちは、学外から講師を招いての講義やシンポジウムの企画、中高生向けに科学の面白さを伝える企画、学士課程学生の積極的な学会参加を活動としておこなっています。
自分はただ受け身的に学習するのではなく、能動的に学習し行動することの素晴らしさを日頃の学生生活から学んでいます。それを伝えるべくこの団体での活動を行っています。
今回のフォーラムでは、他団体の発表から多くの事を学ぶことが出来ましたし、自分達の目的が何であり、どのような活動をしているかを広く周知することが出来たと思っています。またありがたいことに様々な方から応援の言葉や共同企画など、声をかけていただきました。今後は覚えてもらいやすくするために団体名を変えることも視野に入れ、一層影響力を持って学外学内問わず変革できる団体になれるよう、精進してまいります。

ピアサポーター

井澤和也さん(情報理工学院 情報工学系 学士課程3年)

井澤さん(左)と池田千尋さん(理学院 地球惑星科学系 修士課程1年)
井澤さん(左)と池田千尋さん(理学院 地球惑星科学系
修士課程1年)

東工大ピアサポーターでは学生との相談活動を軸として学生同士のサポートをしています。毎年、4月は新一年生からの履修相談や学生生活に関する相談が特に多く、ピアサポーターはそれぞれの授業の合間を縫って相談を受けています。自分にとってピアサポーターの学生相談や研修は、人とのコミュニケーションの仕方を考えるきっかけになりました。その経験は今後の授業でのグループワークなどでも生かしたいと思います。学生応援フォーラムでは、学内外の学生がそれぞれの学生活動を通して感じたことや考えたことが伝わってきたので、とても良い刺激になりました。ピアサポーターの活動がより良いものになるよう、今後も充実したサポート活動をしていきたいと思います。

Hult Prize 東京工業大学

鳥飼龍太郎さん(工学院 機械系 学士課程2年)

鳥飼龍太郎さん(工学院 機械系 学士課程2年)

東工大ハルトプライズは学内で起業家精神を促進する学生主体の団体です。今回の学生応援フォーラムで発表したことは学内外の方々に私たちの活動を広く知ってもらう大変良い機会だったと思います。また他の団体の活動を聞くことによって私たちの抱える問題の解決に活かせると感じました。学業とハルトプライズとを両立させながら今回得られた気付きを生かして活動を続けていきたいと思います。

ACTION(東工大語学パートナー制度)

松尾博史さん(工学院 機械系 博士後期課程2年)

松尾博史さん(工学院 機械系 博士後期課程2年)

ACTIONは東工大で語学パートナー制度(Language Exchange Partner Program)を運営している団体です。私自身は、研究留学や国際学会で頻繁に海外に行く生活を送っています。私をはじめとして、海外留学中に現地で同様の語学交流(Tandem)を経験した学生が中心となり2018年10月に本制度を立ち上げました。2019年6月から自律支援部門の支援を受けています。制度開始から一年少ししか経っておらずまだまだ知名度が低い中、本フォーラムでの発表は対外的に活動を報告できる貴重な機会になりました。他団体とお互いに良い影響を与え合いながら、今後も制度充実に努めていきます。

パネル発表

フォーラムの後半では「図書館サポーター」「図書館サポーター謎班」「教育革新センターOEDO(Online Education Development Office、オンライン教育開発室)学生スタッフ」「SAGE(セージ、東京工業大学国際交流学生会)」「TISA(ティサ、東京工業大学留学生会)」「EPATS(イーパッツ、東工大海外研修企画団体)」「iGEM(アイジェム)東京工業大学チーム」「立志会」の8活動も、ショートプレゼンテーションを行ったのち、パネル発表に参加しました。

パネル発表の会場は、活発で積極的な意見交換を通じて学生の多彩な活動の輪を広げることができました。

パネル発表での活気に満ちた意見交換

パネル発表での活気に満ちた意見交換

パネル発表での活気に満ちた意見交換

フォーラムは、井村順一副学長の閉会挨拶をもって終了しました。

参加者の声

本学学生の発表に対して「自発的に考えている学生が多くて感銘を受けた」「学生ともっと連携を深め、より影響力の強い活動をしたい」「もっとこういった活動を周知する必要がある」「ユニークな取り組みと自主的な活動であり、学生の勉強以外でのパワーもたいへん強く感じた」「毎年参加しているが、今年はクリスマスということもあってか、とても和やかなムードで楽しかった。発表団体も増えていて、活動が盛り上がっているのがうらやましく思った」といった声が寄せられました。

懇親会

フォーラムのパネル発表で使用したポスターを懇親会場に展示し、学生活動についての紹介と情報交換を行いました。
水本理事・副学長による開会の挨拶で始まり、益学長から学生たちに向けたメッセージがありました。懇親会場でも互いの活動について活発な意見交換が続き、クリスマスらしいにぎやかで楽しい場となりました。学生支援センター副センター長の岡村哲至教授(工学院 機械系)による閉会挨拶で終了しました。

東工大基金

サークル等学生団体の活動は東工大基金によりサポートされています。

東工大への寄附 > 東京工業大学基金

お問い合わせ先

学生支援センター自律支援部門

E-mail : siengp@jim.titech.ac.jp

Tel : 03-5734-7629


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