東京工業大学は9月25日、大岡山キャンパス東工大蔵前会館にて、2020年度(令和2年度)9月学位記授与式を執り行いました。
2020年3月の令和元年度学位記授与式に続き今回も、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策の観点からやむを得ず、規模を縮小して挙行しました。式典の様子はYouTube本学公式チャンネルにてライブ配信しました。
授与式には、学長、理事・副学長、監事、来賓のほか、学士課程卒業生81名(うち留学生4名)より代表7名、修士課程修了生247名(うち留学生211名)より代表6名、専門職学位課程修了生10名より代表1名、そして博士後期課程修了生100名(うち留学生69名)より代表者6名が出席し、卒業生・修了生の新たな門出を祝いました。
まず、益一哉学長が英語で式辞を述べ、学士課程の卒業生と大学院課程の修了生、またご家族へのお祝いの言葉とともに、門出のメッセージを贈りました。益学長は、現在世界が直面している状況を踏まえ、同窓生の例を挙げて、困難に立ち向かい、本学で得た知識・技術を生かし、よりよい未来を創り上げていくよう、卒業生・修了生に呼びかけました。新型コロナウイルス感染の広がりについて触れ「とりわけこの6か月間、だれも想像できなかった方法で皆さんは試されてきました。逆境にあっても、柔軟に創造力をもって対応できることを証明し、最も困難な時でも成功できる力があると確信します」と努力を称えました。
続いて、本学同窓会「一般社団法人蔵前工業会」の井戸清人理事長(1973年理学部数学科卒)より祝辞をいただきました。 井戸氏は、東工大で得た最先端の知識と技術を用いてポストコロナ社会での技術革新や発展に貢献するよう、卒業生・修了生の活躍に期待を寄せました。
来賓祝辞に続き、卒業生・修了生への学位記授与が行われ、卒業生・修了生を代表して、理学院物理学系 博士後期課程修了生のムッチコーニ・マテオさんが、謝辞を述べました。
今回は例年通りの挙行がかないませんでしたが、本学一同、卒業生、修了生のみなさん並びにご家族のご健康とご活躍を心よりお祈りします。
なお、益学長が述べた式辞は下記のページからご覧いただけます。