東京工業大学イノベーション人材養成機構(IIDP)と学生支援センターキャリア支援部門は11月25日、独立行政法人 日本貿易振興機構(JETRO)との共催で「Career Talk~Information Exchange Event with Foreign-Affiliated Companies(キャリアトーク 東工大学生と外資系企業の交流会)」をオンラインで開催しました。
今回の交流会には、ケンブリッジ・コンサルタント(イギリス)、デュポン(アメリカ)、エリクソン・ジャパン(スウェーデン)、シーメンス(ドイツ)など、日本に拠点を持つ外資系企業22社が参加しました。約4時間にわたって、次世代を担う東工大の留学生ら学生約240名(うち日本人学生は約15名)と熱心に情報・意見交換を行いました。
参加した学生からは、「今まで知らなかった外資系企業の話を聞けて有益だった」「外資系企業が我々に何を期待しているかを知ることができた」「自分のキャリアについての視野を広げることができた」といった感想が寄せられました。また、参加企業からも、「学生が知りたい情報を把握することができた」「人材確保のアプローチの観点から大変参考になった」といった声が聞かれ、双方にとって有意義なイベントとなりました。
東工大とJETROは、2018年5月に「日本経済の発展と国際的に活躍する人材育成を目指した包括的連携推進協定」を締結しました。この交流会は、協定に基づく共催事業として毎年開催されています。
留学生をはじめとする東工大生にとって、外資系企業との接点を持つことは、将来、国際的に活躍する意識を高める機会になり、大きなメリットがあります。
また、JETROが日本で事業展開を行う外資系企業に対して毎年実施している「日本の投資環境に関するアンケート調査」では、日本でビジネスを行ううえでの阻害要因として「人材確保の難しさ」が指摘されています。さらに、人材確保について「特に困難」と感じることの理由に「外国語でコミュニケーションのとれる人材の不足」があげられ、外国語が堪能な理工系人材の確保は、外資系企業にとって特に大きな課題となっています。
東工大とJETROは、今後もこうした交流会の開催や、講義への外資系企業の講師派遣などを継続・発展させ、東工大グローバル人材の育成を一層強化していきます。
- 「留学生と外資系企業のための交流会 Career Talk」開催報告|東工大ニュース
- 日本貿易振興機構(JETRO)と包括的連携推進協定を締結|東工大ニュース
- イノベーション人材養成機構|共通教育組織|組織一覧|東工大について
- 学生支援センター|共通支援組織|組織一覧|東工大について