2004年秋よりスタートした東工大・清華大学大学院合同プログラム(以下、合同プログラム)は、東工大と中国トップクラスの大学である清華大学が共同で大学院の学生教育を行い、日本初の日本と海外2つの学位を授与するダブル・ディグリー(双方学位)プログラムです。ナノテクノロジーコース、バイオコース、社会理工学コースの3つのコースがあります。今年秋に10周年を迎えるにあたり、記念行事として、まずは清華大学で7月11日に「10周年記念懇談会」を開催しました。
清華大学からは袁駟副学長を始め、邢新会運営委員長(兼バイオコース長)、林紅ナノテクノロジーコース長、楊艦社会理工学コース長、ナノテクノロジーコース謝続明委員、国際交流処プログラム事務室李紅宇主任が出席しました。本学からは丸山俊夫理事・副学長、関口秀俊副学長、大学院理工研究科史蹟教授のほか、国際部スタッフ2名が出席しました。さらに、合同プログラムの学生や修了生の代表も参加しました。
まず、清華大邢新会運営委員長が、合同プログラムの10年間の歩みを紹介しました。東工大と清華大学が協力して、幅広いバックグラウンドを備え、国際的リーダーシップを発揮できる理工系人材を養成することを目指し、10年間に160名近くの学生を育てた実績が挙げられました。
懇談会のメインは、合同プログラムの学生による、自己紹介やプログラム参加体験談、将来の抱負の発表です。最初に相手国言語で話し、その後自国言語に訳すという形で披露しました。次から次へと面白いエピソードや体験、本音話が真剣に語られ、会場は一気に和やかな雰囲気に包まれました。時には笑いや歓声が上がり、合同プログラムの集大成である若手人材教育の成果が垣間見られました。
最後に、丸山東京工業大学理事・副学長と清華大学袁副学長から挨拶がありました。両副学長とも、合同プログラムは年月をかけた両校間の信頼関係のもとに、共同して国際的な人材を育成する目標を実現していると高く評価しました。そして、合同プログラムの発展に尽力して来た関係者に感謝の意が表されました。素晴らしい未来を見据えた合同プログラムの今後の更なる発展を期待すると共に、学生や若手研究者には各分野で活躍する日中間の架け橋となるよう、との激励の言葉がありました。
なお、東工大では11月に10周年記念式典を開催する予定です。
10周年記念懇談会記念集合写真
お問い合わせ先
国際部留学生交流課事業推進グループ
清華事務室
Tel: 03-5734-7650
Email: seika@jim.titech.ac.jp
北京(清華大)事務室
〒100084 中国・北京市海淀区清華園
清華大学紫荊公寓23号楼328号室
Tel:+86+10-51533146
Email:yaminwang-china@tsinghua.edu.cn