東京工業大学は、11月27日、「ポストCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のアジアにおける研究大学間の連携のあり方について」をテーマに、東アジア研究型大学協会(AEARU:The Association of East Asian Research Universities)のオンラインのセミナー「AEARU-Tokyo Tech ウェビナー」を開催しました。
AEARUは、東アジア地域の主要な研究型大学間における学生交流や共同研究を推進することを目的に1996年に設立され、東アジア地域の19の主要な研究大学が加盟しています。会議には、AEARU加盟大学の学生及び教職員約60名が参加しました。
パネリストとして、AEARU加盟大学から、香港科技大学のキング・チョウ(King L.CHOW)教授、中国科学技術大学のクン・チィー(Kun QU)教授、ソウル国立大学のドンヨン・ノ(Dongyoung NOH)副学長(研究担当)、本学の井村順一副学長(教育運営担当)らが参加しました。COVID-19に対応したそれぞれの大学の取り組みや研究活動、高等教育機関におけるオンライン学生交流活動についてプレゼンテーションののち、パネルディスカッションを行いました。参加者からはオンラインプログラムに関する質問が多く寄せられ、「時差のある国から参加する学生への対応策」や「どのように質を保証するか」「成績評価をどう行うか」などの点について、モデレーターである本学の高田潤一副学長(国際連携担当)を中心に、活発な意見交換が行われました。
オンライン会議に先立って、同日午前には、本学がホスト校となり、AEARUの第47回理事会及び第26回年次総会を開催しました。年次総会では、本学の益一哉学長が、ホスト校からの歓迎の挨拶を行い、「世界的なCOVID-19の感染拡大により、すべての大学が国際交流や共同研究について、前例のない課題に直面しています。困難な状況が続きますが、これをAEARU加盟大学間の国際連携、国際協同の価値を再認識する機会ととらえ、学生交流やより一層の国際協力について、どのようなことができるか、話し合う場としていきましょう」と述べました。
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