東京工業大学は1月8日、東京医科歯科大学、東京外国語大学及び一橋大学との間で、「四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアムに関する覚書」を締結しました。この覚書は、2001年3月15日締結の「四大学連合憲章」に定める目標に基づき、締結されました。
本コンソーシアムは、これまでの教育における連携にとどまらず、コロナ禍をきっかけとしてコロナ対策、あるいはポストコロナ社会に関する研究面における連携を、4大学それぞれの研究の得意分野を生かし、融合させることで進めるものです。
覚書締結日
2021年1月8日
目的
四大学連合で学際的な取組を強化し、新型コロナウイルス感染症及びポストコロナ社会に関する研究を進め、有効な対策に関する政策提言を行うとともに、四大学連合の実質的な研究及び教育の連携をさらに促進する。
覚書に記載された連携事項
- 1.
- 新型コロナウイルス感染症及びポストコロナ社会に関する研究を推進するために、かかる議論を自由にできるホームページやバーチャルなデジタルサロンを作成すること
- 2.
- 定期的なシンポジウム・Web会議等により、大学の枠を超えた学際的研究の推進に係る取組に関すること
- 3.
- 新型コロナウイルス感染症及びポストコロナ社会に関する研究・教育を推進するために、連携して競争的研究費及び教育研究費の申請を行うこと
- 4.
- 各大学から拠出した財源により大学間連携による研究・教育を促進すること
- 5.
- 得られた研究成果等について連携し積極的に行政に政策提言を行うこと
- 6.
- 関心のある教員、学生の参加を積極的に推奨すること
- 7.
- 四大学連合による教育連携にもコロナ対策の成果を反映させるよう努めること
- 8.
- その他、本事業の実現に寄与する取組に関すること
本コンソーシアムの設立を記念して、2021年2月12日(金)に4大学の関係者を対象とした第1回シンポジウムを開催します。
今後、このようなシンポジウム、セミナー等を積極的に開催し、得られた成果によってポストコロナ社会における人々の健康、ウェルビーイング(幸福)に寄与するための研究プロダクトを発表します。