東京工業大学は、3月12日、大岡山キャンパス本館前ウッドデッキ周辺に新たな桜の苗木を植樹しました。
今回の植樹は、2020年4月1日より10月31日まで実施した東京工業大学基金「さくら並木」キャンペーンで集まった寄附によるものです。大岡山キャンパス本館前のウッドデッキにある桜並木は1950年の東工大卒業生が発起人となり当時樹齢10年の苗木を植樹したものです。70年以上たつ現在まで丁寧に守り育ててきました。花見の季節には満開の桜を見るため大勢の人が集まり、東工大のシンボルでもあります。樹齢80年以上の老木となり、樹木医の診断では更新計画が必要と報告されました。そこで桜並木の延命および次世代の桜を植樹することを目的として、東工大基金への寄附を呼びかけました。皆さまの温かいご支援のおかげで、総額10,987,000円(513件)が寄附されました。
植樹にあたり、益一哉学長、佐藤勲総括理事・副学長、そして、日頃から本学の桜の開花を楽しみにしていただいている近隣自治会から、大岡山北口商店街振興組合自治会、大岡山西町会、北千束北自治会の方々が、桜の成長を願って鍬入れを行いました。
また、3月30日には、寄附いただいた方のご芳名を刻んだ「東京工業大学基金 さくら並木キャンペーン 寄附者御芳名」銘板を設置し、満開の桜の中で除幕式を行いました。
毎年、春の訪れとともに、見事な景観を作り出す大岡山キャンパスの桜並木。
今後も、学内外の皆様と共に、末永く成長を見守ります。