東京工業大学は3月19日、楽天モバイル株式会社と5Gネットワークに関して相互に協力する合意書を締結しました。両者は、5Gネットワークを活用する様々な実証実験に向けた取り組みを進めるとともに、東工大が設立した「超スマート社会推進コンソーシアム」と連携し、超スマート社会(Society 5.0)の実現に向けたイノベーションの創出を目指します。
東工大は、超スマート社会の実現を推進する「超スマート社会推進コンソーシアム」を2018年に設立しており、参加機関と連携して人材育成から研究開発までを統合した新たな次世代型社会連携教育研究プラットフォームを構築しています。本コンソーシアムに、楽天モバイルは2020年11月より参加しています。
今後楽天モバイルは、大岡山キャンパスとその界隈に、エンドツーエンドの完全仮想化[用語1]5Gネットワーク環境を構築します。2021年3月19日から2025年3月18日にかけての4年間にわたり、近隣地域の発展や地域課題解決のため、5G NR(Sub6・ミリ波)を活かした実証実験を進め、スーパースマートタウン[用語2]のモデルケースを構築します。
東工大と楽天モバイルは、今後も、5Gネットワークの「超高速・大容量」、「超低遅延」、「多数同時接続」という特性を活かし、5Gおよび地域社会に貢献するテクノロジーの普及促進に取り組みます。
用語説明
[用語1] エンドツーエンドの完全仮想化 : 無線アクセスネットワークからコアネットワークまでのモバイルネットワークを完全仮想化していることを言う。
[用語2] スーパースマートタウン : ここでは、5Gの高速大容量・低遅延伝送のポテンシャルを活用したスマートナビゲーション・スマートショッピング・スマートモビリティなどの新たなサービスの創出により、よりよい暮らしを実現し地域の活性化を図る取り組みのことを指す。
- プレスリリース 楽天モバイルと5Gネットワークに関して協業する合意書を締結—大岡山キャンパスを5G化し、地域社会に根差した実証実験に向けて合意—
- 超スマート社会推進コンソーシアム
- 超スマート社会卓越教育院
- 楽天モバイル株式会社