東京工業大学大岡山キャンパスの国際交流施設Hisao & Hiroko Taki Plaza(ヒサオ・アンド・ヒロコ・タキ・プラザ、以下Taki Plaza)で4月16~17日の2日間、学生支援・国際交流イベント「若葉祭」が開催されました。今回が第2回の開催となる本イベントでは、前回に引き続き、Taki Plazaのコンセプトの一つである学生同士の交流を多くの人が体験しました。
若葉祭は、Taki Plazaの運用を考える学生委員会であるTaki Plaza Gardener(タキプラザ・ガーデナー、以下TPG)を中心に学生サークルや学生団体が協力し、主体的に行いました。当日は、新型コロナウイルス感染症対策として入館者数に制限をかけ、フロアごとにアルコール消毒などを実施しました。
テーマは “Enjoy SpLink”(エンジョイ・スプリンク)
Taki Plazaは「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」というコンセプトのもと、日本人学生と留学生が共に交流できる施設を目指しています。そのTaki Plazaを舞台に、様々な人やものが出会うイベントを開催することによって、参加する学生たちが、まだ見ぬ新しい世界へ羽ばたくように願うTPGが、今回の若葉祭のキャッチコピーを“Enjoy SpLink”としました。“SpLink”は若葉祭のための造語で、春を意味する“Spring”と絆やつながりを意味する“Link”が組み合わさったものです。
Taki Plaza 各階のイベント・レポート
1日目は70周年記念講堂、2日目はTaki Plaza外階段部分の特設野外ステージを使用してのステージ発表会を行いました。合計13の学生団体によるパフォーマンスが披露され、野外ステージでは一時入場制限がかかるほど多くの人が楽しみ、会場は大いに盛り上がりました。
地下2階のイベントスペースでは、トークイベントとゲーム大会を行いました。トークイベントは1日目のテーマを「国際交流」、2日目を「新入生の交流」として、参加者が一方的に話を聞くのではなく、グループワーク、クイズやドミノを共に楽しむことで、運営側と来場者が一緒に作り上げるイベントとなりました。
向かい側のワークショップルームでは、写真研究部、レゴ同好会、美術部、ロケットサークルCREATE(クリエイト)、ロボット技術研究会、デザイン研究会、折紙同好会が作品展を行いました。東工大のものつくりの魅力が詰まった作品たちが並び、各団体の特色が融合した作品展となりました。
地下1階では、国際交流系団体ACTION(東工大語学パートナー制度)などによる活動体験会、FLAP(フラップ、留学促進団体)の留学相談会、ピアサポーターによる新入生相談会が行われました。活動体験会では、各団体がすごろくや制作体験などを通じて留学生や新入生との交流の場を提供しました。
2階ではデジタル創作同好会traP、デザイン研究会、レゴ同好会、東工大Science Techno(サイエンス・テクノ、科学イベントの企画運営サークル)が各団体の活動体験を兼ねたワークショップを開催しました。参加者が手と頭を動かすことを通じて、好奇心を刺激する体験会となりました。
また、若葉祭開催期間中の常設企画として、謎解きイベント「Taki Plazaに眠る謎を解き明かせ」を行いました。TPGイベント班がTaki Plaza全体を使った謎解きを考案しパンフレットを作成、来場者へ配布しました。参加者はTaki Plaza全体に散りばめられた謎を熱心に解き、全ての問題をクリアしました。
2日間にわたり開催された若葉祭では、多くの来場者が学生同士の交流や新しい出会いを楽しみました。4月から新入生を加えたTPGは、今後もTaki Plazaでの学生交流を促進する企画を考案し運営します。
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