6月25日、「はじめてのデザイン思考ワークショップ(Design Thinking Workshop for Beginners)」がTaki Plaza地下2階で開催されました。このワークショップは、アントレプレナーシップ育成プログラムの「カテゴリー1」のイベントの1つであり、東京工業大学のチーム志向越境型アントレプレナー育成プログラム(CBEC)、実践型アントレプレナー人材育成プログラム(PEECs)およびリーダーシップ教育院(ToTAL)が合同で企画し運営しました。
昨年の初開催時には、新型コロナウィルス感染拡大を受けてオンラインとなりましたが、今回は対面での開催が実現し、専門や国籍にかかわらず、学士課程・修士課程・博士後期課程から計22名の学生が参加しました。
本ワークショップは、ファシリテーターであるPEECsの山口木綿香非常勤講師(アイリーニ・マネジメント・スクール講師)、ワークショップをサポートする社会人のラーニングアシスタント(LA)6名、本学アントレプレナーシップ教育ワーキンググループのメンバーである工学院 経営工学系の妹尾大教授(CBEC)と生命理工学院 生命理工学系の秦猛志准教授(PEECs)、ToTALの山田圭介特任教授の協力のもとに運営されました。
参加学生は6つのグループに分かれアイスブレイクを行い、グループのメンバー同士が打ち解けた後、ワークショップが開始されました。
「各グループを担当するLAの『半年後・1年後のより良い社会人ライフをデザインする』」という今回のテーマに基づき、各チームが焦点を当ててデザインするトピックを決定しました。その後、デザイン思考の5ステップ、共感(emphasize)、問題定義(define)、 創造(ideate)、プロトタイプ(prototype)、テスト(test)に沿ってLAへのインタビューを行いました。
今回は、各学生グループをLA1名がそれぞれ担当するというアレンジとなり、学生にとって、社会人の業務や生活に実際触れる貴重な機会となりました。
グループワーク中は、ホワイトボードに図や絵を描いたり、壁にポストイットを貼ったり資料を投影したりと、各グループが様々な方法でワークを行い、各々の個性が出る作業風景となりました。参加者は、立ち上がって活発に議論をしたり、パソコンで黙々と作業をしたり、対面開催ならではの活発なやり取りや活き活きとした表情を見せてグループワークに励みました。
この後、各チームが「どうすれば半年後・1年後にLAがより良い社会人ライフを送れるか」について発表を行い、LAによる担当したグループへの総括としてコメントがありました。ワークショップの最後には山口非常勤講師、妹尾教授、秦准教授、山田特任教授からワークショップ全体に関する総評と、内容の凝縮された半日のワークショップを頑張った参加学生への労いと今後の激励の言葉がありました。
アントレプレナーシップは、社会人の素養として、どのような組織でも評価の大きな柱となっています。
本学では、アントレプレナーシップに初めて触れる、実際に起業を考えている、あるいは既に起業しているなど、どの段階でも参加できる、多種類のアントレプレナーシップ育成プログラム群の授業やイベントを提供しています。
アントレプレナーシップ育成プログラムの授業やイベントは、ほとんどが学院や学年を問わず、参加できるものです。
本ワークショップ参加学生の声
- デザイン思考を実際のワークショップを通して学びたい方におすすめです! 少しでも興味があれば、ぜひ参加してみてください!
-
経営者の方などから直接フィードバックをもらうことはあまりないので、勉強になった。今回はデザイン思考の基本的なところを学んだが、もう少し体系的なところも知りたい。
(「殻を破るぞ!越境型理工系博士人材育成」プロジェクト採択者) - 内容の詰まった学びの多い一日でした!様々な国籍の新しい友人もでき、彼らやゲスト講師の方々から多くの事を勉強しました。ぜひ、このワークショップに参加して刺激的な学習環境を一緒に楽しみましょう!
-
このワークショップへの参加を強く推奨します。チームメンバーと楽しくグループワークを行ったり、社会人の先輩の方々からためになるお話を伺ったりできることに加えて、価値観や趣味の合う方とも知り合えます。
(「殻を破るぞ!越境型理工系博士人材育成」プロジェクト採択者)
- アントレプレナーシップ育成プログラム|在学生の方
- ゼロから新たな価値を生むマインドを育てる|教育TOPICS|教育
- チーム志向越境型アントレプレナー育成プログラム(CBEC)
- 実践型アントレプレナー人材育成プログラム(PEECs)
- リーダーシップ教育院 (ToTAL)