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附属高校建築デザイン分野にて多摩美術大学による特別講義を開催

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「環境デザイン」についての特別講義

「環境デザイン」についての特別講義

東京工業大学 附属科学技術高等学校(以下、附属高校)建築デザイン分野では、7月13日、多摩美術大学の教員による本学附属高校生徒向けの「特別講義」を開催しました。

今回実施した特別講義は、多摩美術大学美術学部環境デザイン学科が主体となって、「『美術大学』で建築を学ぶ意味」という観点から、附属高校建築デザイン分野の2年生32名を対象に実施されました。

講義では、はじめに環境デザイン学科長の松澤穣教授より、環境デザイン学科について説明が行われました。つづいて、岸本章教授より、工学とアートを融合した「環境デザイン」についての特別講義が行われました。特に、「建築と環境の見方」では、世界の事例から自然との向き合い方や共に生きる建築の在り方を学び、「場」と「人の対象」を読みとることの重要性など、「工学・理工学」視点の建築学ではない、「美術・芸術」視点の建築学に関する講義となりました。講義後は、生徒自らが先生方に直接質問を行いました。

多摩美術大学の松澤教授
多摩美術大学の松澤教授

多摩美術大学の岸本教授
多摩美術大学の岸本教授

大学で「建築」を学ぶためには、東工大では「環境・社会理工学院」の「建築学系」を、他大学では「工学部」や「理工学部」などの「建築学科」といった工学系の学部を選択することになりますが、多摩美術大学では、「美術学部」の「環境デザイン学科」にて教育活動を行っています。このように、「美大で建築を学ぶ意味」とはどのようなものか、という新しい視点を生徒たちが得る機会となりました。

本特別講義は、本学附属高校建築デザイン分野の卒業生である朝永あゆさん(多摩美術大学 美術学部 環境デザイン学科 4年)の紹介で、今年度初めて実施されました。附属高校建築デザイン分野は、今後も本学を含めた多くの大学との高大連携を進めていく予定です。

生徒の質問に答える岸本教授

生徒の質問に答える岸本教授

参加した生徒の声

  • 「デザイン」というものは、モノをつくった最後に行う、装飾のような+αの工程であるというイメージだったが、先生の講義を聞いて、モノづくりの土台となるとても重要なものであると考えを深めた。
  • 誰の何のためにあるモノなのかを考えることがいかに大切かを知り、建物を見る視点が変わり、視野が広がった。
  • 美大で建築を学べることを初めて知り、進路を考える上でもとても良い経験だった。講義から得たものをこれからの学びに生かそうと思う。

講義を聴く生徒たち

講義を聴く生徒たち

お問い合わせ先

附属科学技術高等学校建築デザイン分野

Email smd-admin@hst.titech.ac.jp


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