東京工業大学は、2021(令和3)年度の「スーパーグローバル大学創成支援事業」の自己点検評価および外部評価を実施しました。2014(平成26)年度に採択された本学のスーパーグローバル大学創成支援事業(以下、SGU)の構想名は、「真の国際化のためのガバナンス改革によるTokyo Tech Quality(トーキョー・テック・クオリティ)の深化と浸透」であり、本学の教育研究の質と実を「Tokyo Tech Quality」と定めて、これを深化させ、世界に浸透させることを目的として事業を推進しています。
今回の自己点検評価は、最終年度の2023(令和5)年度が近づく中、2020(令和2)年度中間評価での指摘事項を踏まえ、今後の課題や対応策などを明らかにするために実施しました。また、学外有識者からの助言を得て、さらなる改善を進め事業を推進することを目的とし、自己点検評価書を基にした外部評価を行い、報告書にまとめました。
自己点検評価書および外部評価報告書は、東工大スーパーグローバル大学創成支援事業のページでご覧いただけます。
自己点検では、2030年に向けた東工大の将来構想である「指定国立大学法人構想」についても関連する事項を記載しました。本学は両構想を通じてTokyo Tech Qualityを世界に浸透させ、「好循環」を創出していくことで、社会と共に成長し続ける大学を目指します。そのため、外部評価ではSGU事業で設定された定義に基づくKPI※ の達成状況に限定せず、本学がSGU事業を通じて取り組んできた改革とそのインパクトについて、幅広く意見を募りました。
外部評価委員からは、当該事業での学長の強いリーダーシップと先駆的な取り組みに対して高い評価を受けるとともに、スクールカラーの構築や産業界をはじめとする社会との対話、情報発信の重要性など、数多くの建設的な助言や提言がありました。自己点検・外部評価の結果を受け、SGU事業終了後の自走化に向け一層の推進をしていきます。
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Key Performance Indicator(重要業績評価指標) の略称。設定した目標に対して、どれくらい目達成できているのかを数値化するためのもの。
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